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CorCharBodMar2004.jpgCorton-Charlemagne Bonneau du Martray 2004 コルトン・シャルルマーニュ ボノー・デュ・マルトレ

外観 やや緑がかったレモンイエロー
香り フレンシュな柑橘系、ナッツ、オレンジ、キンカン、その他のスパイス
味わい 豊かな酸、豊かなミネラルがある。いつものヴィンテージに比べると2004年はやはり果実感が少なめ、液体の粘度も低め。残念ながらこのボトルはやや酸化のニュアンスがある。余韻は長いがどうしても最後に酸化のニュアンスが気になる。

最初は温度を上げて飲んだのでキンカンのような酸化のニュアンスが気になった。やや冷やし目にするとこの酸化のニュアンスは隠されていく。グラスも小さめのほうが気ならないだろう。
ボノー・デュ・マルトレのコルトン・シャルルマーニュはどうしても瓶差があるんだろうか、同じヴィンテージでもすぐに老けてしまっている瓶とまだ若々しさを感じるものもある。やっぱり蔵出しのボトルを手に入れて場合は若々しさが10年以上経ったものでも感じられるのだが。
このワインも非常に高くなってしまった。最近のヴィンテージはまだ飲んでいないのだが。ヴィンテージ差もあり、高価なためヴィンテージや瓶差の失敗をできるだけ避けたいところだ。

2004年は、クライブ・コーツは高く評価しているが、僕は2002年、2005年よりもかなりランクを下げる。果実の凝縮感がなく、熟成のピークが早いだろう。2008年はいいのはわかるんだが、2010, 201, 2012はどうなんだろう。ブルゴーニュのワインも若いヴィンテージも飲んでいるんだが、まだピンとこない。

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外観 やや黄色みが強いレモン・イエロー
香り 柑橘、ミネラル、ナッツ、スコッチバター、カリン
味わい 奇麗な酸と柔らかい甘さを感じる。液体は柔らかく、豊かな果実を感じる。余韻には強いミネラルを感じ、石灰を噛んでいるような気がする。そしてその余韻は、どこまでも長く感じる。ミネラルは強いのだが、豊かな果実によりバランスがよくとれている。
このワインは一度開けてみたかったワイン。マルトレイのコルトン・シャルルマーニュは当たるといいのだが、よく劣化していたり、ブショネだったりした。それでこれも心配で開けたのだが、いい状態で保管されていた。これは正規ではなく、イギリス周りである。さすが状態はよい。これがアメリカ周りとは違う。
ペルナン・ベルジュレスはやや西側から北がに位置して、アロス・コルトンは東から南側にある。ボノー・デユ・マルトレイは、ややペルナン・ベルジュレスよりで、やや暑い年でも,新鮮で爽やかな酸を保つことができる。
ぶどうの積む時期は、
糖度ではなく酸度それもリンゴ酸と酒石酸のバランスを考える。
空気圧搾器による全房圧搾
澱引きは短く、軽いおりは残してシュール・リーにする。
1/3が新樽、樽発酵、樽熟成。発酵は、温度管理をしながら、11月から12月まで行う。
テイスティングをしながら軽いバトナージュをする。MFLが起きるまで待つ。
澱引きはせず、8月から9月に、いったんステンレスの容器に移され、4−5ヶ月待ち最後に澱引きをして、軽くフィルターと清澄をしてボトルに詰められる。
コルトン・シャルルマーニュ The Wines of Burgundy より
コルトン・シャルルマーニュは、ピュルニーやシャサーサニュのグランクリュと比べて大きな違いがある。鉄のような背骨がある。そのはつらつさから、一瞬シャブリのグランクリュを思わせる。それは、強い酸によるだろう。酸の強さから、10年ほど長い熟成が必要となる。それは、モンラッシェのような強い凝縮があるからではない。それはこのシャルルマーニュにはない。
ブルゴーニュワインがわかる マット・クレイマーより
コルトン・シャルルマーニュはこの世でもっとも劇的なシャルドネである。コルトンの丘の神がかった立地のおかげで、コルトン・シャルルマーニュには強い果実味がのる。がしかし、ことに強くこれと肩をならべ、しのぎうるのはシャブリのグラン・クリュ、シュヴァリエ・モンラッシェ、ル・モンラッシェだけだが、やはりそれはテロワールのみのせいではない。果実味とテロワールが手を結びグラスのなかにみごとなドラマを演じるからだ。ただ公平にみてコルトン・シャルルマーニュには、一点かけるものがある。ル・モンラッシェ、ムルソー・ペリエール、シュヴァリエ・モンラッシェにくらべると細やかな味わいをもたないようだ。
コルトン・シャルルマーニュには独特の触感がある。重厚さに気圧されるほどなのに、実際はちっとも重くない。一口含むごとに広がる味わいの小宇宙は、けっして探り尽くすことができない。ミネラルの風味は、ありあまるというより、おそいかかってくるようだ。確かにシャルドネは理想の伴侶に違いないが、鷲にはコルトン・シャルルマーニュを飲むのではなく、テロワールそのものを飲む思いがする。
白ワインには、チョーク質の土壌と南向きのまたは南西向きの日照が適している。詳しく言えば、この土壌は、青色もしくは白質泥灰土で、白ワインに豊かな味わいをもたらすチョーク質泥土の一種である。
ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレ
どこからみてもコルトン・シャルルマーニュを代表するドメーヌ。当主シャン・ル・ボー・ド・ラ・モリエールによれば、ドメーヌの大区画はシャルルマーニュ大帝が持っていた畑が含まれるという。アン・シャルルマーニュとル・シャルルマーニュの畑のまんなかという抜群の位置を考えるといかにもそうだろうと思われる。コルトン・シャルルマーニュを数本ならべてみるとボノー・デュ・マルトレのものはかならず上位を占める。みずみずしく、独特の触感をもち、あくまでも芳醇という、まさに期待通りの味わいで、また熟成ぶりも見事である。いつも素晴らしいコルトン・シャルルマーニュの一つだろう。
その畑は、西向きの急斜面、粘土が全く無い石灰質土壌という最高のテロワールを有しています。西向きの斜面は夕方遅くまで日が当たり日照に恵まれる場所。その日照がワインのフィネスに強さをもたらし、石灰質土壌はワインに凝縮感のあるミネラルをもたらしています。葡萄樹の平均樹齢は70~80年と高く、収穫の際にはトラクターの代わりに馬を利用し、すべての作業は人の手によって行われます。
ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレのサイト http://www.bonneaudumartray.com このサイトはそれほど情報がない。
CCBM99deg.jpg最初は、もやっとした還元臭の香りと果実が溢れる味わいがあったが、しだいに缶詰のような揮発酸の香りが増えてきた。そして味わいもぺしゃんこになってきた。
ブショネではないが、劣化ワインである。熱劣化と言う程強い熱ではないらしいが、急速に酸化してしまった。
どうも僕は、このマルトレィのワインには、ついていない。いままでにブショネが2本、劣化していたのがこれで2本ある。
同時期に同じショップから買ったマルトレィがまだあるんだ。これも早く飲んでみないと。
CCLL98.jpgコルトン・シャルルマーニュは、今勉強中のクリュ。ということで、友達のワイン会にこれを持って行った。
外観はレモン・イエロー。粘性は中程度。香りは、白桃、洋梨、ナッツ、クルミなどほどよく熟成した香り。外観は、酸も奇麗にあり、樽の熟成した香りと甘い果実が口の中に広がる。しまったミネラルと熟せいした味わいが余韻に長く残る。
最近飲んだ、マルトレィのコルトン・シャルルマーニュに比べ、まだ若くフレッシュな感じが多く感じられる。しかし、僕のワインの先生より、ルイ・ラトゥールは醸造出荷前に低温殺菌法(パストリゼーション)をしているし、亜硫酸も多めだから古くても薄くて硬くて若く感じるのだと教えられた。
その後にラフォンのムルソー・シャルムを飲んだので、その醸造方法、質の違いがはっきり分かる結果だった。
コルトン・シャルルマーニュはコルトンの丘、南向きの斜面に広がるグラン・クリュ。その名はシャルルマーニュ大帝に由来している。ルイ・ラトゥール社はコルトン・シャルルマーニュの生みの親としても広く知られていている。
CCDN04.jpgこれは、飲むのがはやかったのだろうか、それとも作り手の違いなのだろうか。
香りの膨らみも薄く、余韻にあるミネラルは強いもののそれ以外に華やかさがない。
硬く何も開いていないのかもしれない。それとも亜硫酸の量が多いのだろうか。
宣伝の、ルフレーヴのシュヴァリエ・モンラッシェを抑えてこのコルトン・シャルルマーニュ(2002年)が堂々の1位で96点獲得!!元ボノー・デュ・マルトレイのシャルル・デシャンと次期オーナーの二人による究極の逸品!!自然派リュット・レゾネの農法!手摘み100%!ドゥデ・ノーダンの自社畑100%!コルトン・シャルルマーニュ!超希少!アメリカ市場で大人気のため日本では非常に入手困難
に引かれて買ったのだが。
なんにしてもこのコルトン・シャルルマーニュは10年まってから評価した方がよい。
CCBM98.jpgしっかり熟成し、飲み頃のピークに達している。外観は、やや黄金色がかった黄色。香りは複雑で、ナッツ、熟した桜桃、スパイスなどさまざま。飲んでみると奇麗な酸と複雑で豊かな果実味があり最後にある強いミネラルがあり余韻が長い。
コレくらい熟成した白がいいんだろうけど、僕としてはもう少し若い方がいい。
ドメーヌ ボノー・デュ・マルトレ
アン・シャルルマーニュとル・シャルルマーニュの畑のまんなかと抜群な立地にあり、シャルルマーニュ大帝が持っていた畑が含まれている。みずみずしく、独特の食感を持ち、あくまでも芳醇という、まさに期待通りの味わいで熟成ぶりも見事である。
コルトン・シャルルマーニュ孝
コルトン・シャルルマーニュは、マットクレイマーが言うようにテロワールの固まりなのだろうか? これならブラインドは容易であるはずである。
強い果実味と強いテロワールが手を結んでその特徴を表すと言う。テロワールの強さは、これと同等以上のものはグラン・クリュのシャブリ、シュバリエ・モンラシェ、ル・モンラシェのみであると書かれている。ところがこのテロワールが具体的には言及されていない。しかし、土壌の内容そしてシャブリ、モンラシェから考えられるのはミネラルしか考えられない。確かにこのミネラルの強さこそがコルトン・シャルルマーニュのテロワールだ。
コルトンの丘
この独自性は、土壌と日照りとがまとまりなく結びついている。コルトンの丘は、太陽の光を受けるのに最適な立地であり、また土壌は、純粋なチョーク質に始まり、鉄分の多い赤粘土質にいたるまでとりどりである。白ワインには、チョーク質の土壌と南向きまたは、南西向きの日照りが適している。詳しく土壌について言えば、青色もしくは白色泥灰土の一種である。