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Chateau Haut-Brion 1988 シャトー オー・ブリオン

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HautBrion1988.jpgChateau Haut-Brion 1988 シャトー オー・ブリオン

外観 エッジにすこしオレンジがある濃いガーネット色
香り 芳香性は非常に強く、また複雑である。うっとりするような香りである。奇麗な杉、ミント、甘い熟したプラム、カシスのコンフィ、シガー、トリュフ、腐葉土など
味わい 旨味が凝縮したねっとりした味わい。口の中に熟した凝縮感のある果実が広がる。タンニンは非常に細かく、口の中をベルベットのように流れる。中等度の酸もあり、バランスがよい。アルコールは中等度。余韻も非常に長い。液体の旨味、熟したタンニン、コンフィのような果実がずっと口の中に残る。
アルコール12.5%

さすがオー・ブリオンである。1988年のパワーの強さを感じる。液体が非常に濃い。これは、いつもオー・ブリオンに感じるものとは違う。力強さとエレガントさを兼ね備えている。

パーカー ボルドー4版 1988 PP92
より引き締まった構造をしたオー・ブリオンは、いささか1996年に連なるつくりで、暗いガーネット色をしており、甘草、森の下生え、コンポスト、トリュフ、乾燥ハーブ、クレオソート、甘いブラックベリーやカラントの香りが見られる。ミディアムボディで、リッチであるが、いまだに構造も感じられる。味わってみると徐々にほぐれて、卓越した濃厚さや複雑なグラーヴらしい要素をたくさん見せるようになる。飲み頃 現在から2025年

Chateau Haut-Brion オー・ブリオン 1985

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chaHauBri1985.jpgChateau Haut-Brion オー・ブリオン 1985

外観 エッジにオレンジがかかったガーネット色
香り 他の4本と明らかに香りの質が違う。シガー、熟成した果実、ブラックチェリー、プラム、ミント、杉など、丁子などの複雑なスパイス、スーボア、
味わい 少し渋みが効いたミネラル、熟成した果実が口の中に広がる。余韻の中にすこし前の4本とは違うなにか水っぽいものを感じる。余韻は非常に長いが、前の4本ほどではない。 

1985年の5大シャトーの水平も最後のワインとなった。これがオー・ブリオンだと思わせる。明らかに前のメドックのワインとは香りも味わいも質が異なるのである。僕のテイスティングコメントは、最後のワインでもっと力強い物を期待していたのか、少し水っぽいとまで書いている。おそらく液体の構成は緻密なのだろうが、凝縮感が今での4本と比べると少ないと思ってしまったのだろう。

ペサック・レオニャンの特徴らしく、香りに凝縮したスパイス、シガーの香りがあり、最初からやや渋みのあるタンニンを感じるところだろうか。
少し分離したような水みたいなものもその特徴だったろうか、確かでキャンタをしてサーヴィスしていたような気がしたが、これは瓶の上の方のものだったんだろうか。

5MedFirs1985.jpg1985 95 パーカー ボルドー4版
壮麗なほど魅惑的で、古典的なオー・ブリオンには、このエレガントな、フィネス重視スタイルのワインの、最も食欲をそそる側面が見られる。十分な飲み頃の高原部に達している。色は深みのあるルビー/ガーネット色で、緑がいくらか薄くなってきている。西洋杉、乾燥ハーブ、燻煙、クレオソート、ブラックチェリー、プラム、ブラックカラントの非常に複雑なノーズがグラスから飛び出す。口に含むと、まろやかで、凝縮感があり、ミディアムからフルボディでビロードのような舌触りがあり、アルコール、酸、タンニンが見事にまとまっている。美酒である。予想される飲み頃 ~2012年


オー・ブリオンは1級シャトーの中では最も香り高いと同時に、最も外交的で軽いワインとされる事実は興味深い。実際には、このワインは軽いのではなく、単に、オークの個性があって肉付きがよくタニックなメドックのワインや、より柔らかくてメルロが支配的な右岸のワインとは異なっているだけなのだ。最高のヴィンテージにおいては、早熟であるにもかかわらず、このワインは重みととともに舌触りも増し、30年かそれ以上熟成を続ける能力を持っており、他の1級シャトーのどのワインよりも飲み頃の期間が長い。香りの面ではオー・ブリオンの偉大なヴィンテージの右にでるものはない。


1985
春と初夏は通常通り。
7月は例年より心持ち暑く、雨が多かった。
8月は例年より寒かったが、極めて乾燥していた。
9月の天候は最も暑い,最も乾燥した年。
収穫は9月に始まったが、
メルロ、これは十分に熟して俊逸な品質となっていた。
カベルネ・ソーヴィヨンは、期待したほど熟しておらず、天然のアルコール度数は11%に達するほどでしかなかった。
3番目は莫大な収穫量の為にだれでもが油断した。
8月と9月の水不足は砂質土壌にある多くのカベルネの畑に過剰なストレスを与え、実際に成熟を遅らせるほどだった。懸命な栽培農家はカベルネを摘むのを中断し、悪天候に見舞われる危険を冒しつつ糖度が上がることを期待したのだが、それほど冒険心のない生産者は、優良とは言えない良好なカベルネ・ソーヴィニヨンで手を打った。
一般的に、1985年は、とても気のそそられる魅力的なヴィンテージであり、パランスのとれた、リッチな、非常に香りが高いが優しいワインが数多く生産された。1級シャトーが品質の点で他のシャトーの上を行くヴィンテージは多いが、例えば、1986年がそうである。1985年は、シャトー・マルゴーを例外として、そうではない。

Chateau Haut-Brion 1992 シャトー オー・ブリオン

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CHB92.jpg

外観 エッジにオレンジ色が入っているガーネット色
香り 熟成した甘い果実、深く香ばしい樽、アマンドグリエのような甘いとろりとした香り、かるくミントがある。
味わい 程よく甘い液体、タンニンもこなれている、中間に甘い液体、凝縮感は少なめ、余韻は長め
1992はかなり甘さが主体の味わいになっている。1992フィジャックほど厚ぼったくはないが、
パーカー ボルドー 4版
オー・ブリオン
植え付け面積 カベルネ・ソーヴィニョン 45% メルロ37% カベルネ・フラン18%
1992 89点
このヴィンテージとしては、強力な成功作だ。エレガンスや甘さがあり、中程度のプラム/ガーネット色はすでに縁がいくらか薄くなり始めている。急速に成長してきたが、この恐ろしくひどいヴィンテージにあって驚く程の果実味や個性が感じられる。西洋杉のような、スパイス箱、葉巻、タバコの良い香りと混ざり合ったミネラル、甘いプラム、チェリーを思わせるワインだ。フィニッシュは少し短く、やつれているが、香り、アタック、昼間部は問題ない。 予想される飲み頃 ~2008年
オー・ブリオンのワイン作りは、明敏でハンサムなジャン・デルマ(ワインづくりの世界における最も才能ある管理者の一人)が管理している。彼は高温で短期間の発酵によるワイン作りの熱心な信奉者だ。オー・ブリオンはまた、ボルドー・ワインにしては、長期間(最長30ヶ月)、ワインを新樽で熟成させる。シャトー・マルゴーやパヴィと並んで、瓶詰めする時期が最も遅いシャトーの一つでもある。
ブラインド・テイスティングすると、オー・ブリオンは、1級シャトーの中では最も香り高いと同時に、最も外交的で軽いワインとされる事実は興味深い。実際には、このワインは軽いのではなく、単にオークの個性があって肉付きがよいタニックなメドックのワインや、より柔らかくてメルロが支配的な右岸のワインとは異なっているだけなのだ。

Chateau Haut Brion 1985 シャトー オー・ブリオン

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CHB85.jpg

外観 かなりオレンジが入った、ガーネット色
香り 優しい複雑なスパイスが詰まった香り、ミント、オールスパイス、シガー、
何と言うか分析ができないほど複雑でかつまとまった香りである。
味わい 柔らかな甘み、シルクのような口あたり、優しい酸、余韻には、非常に粘稠は果実が凝縮した味わいがひろがり余韻が非常に長い。
何杯飲んでも疲れない味わいの良さがある。今まで飲んだオーブリオンの中でもかなり非常に美味しい方に入る
1985 95
壮麗なほど魅力的で、古典的なオー・ブリオンには、このエレガントな、フィネス重視スタイルのワインの最も食欲をそそる側面が見られる。十分な飲み頃の高原部に達している。色は深みのあるルビー/ガーネット色で、縁がいくらか薄くなってきている。西洋杉、乾燥ハーブ、燻煙、クレオソート、ブラックチェリー、プラム、カラントの非常に複雑なノーズがあり、ミディアムからフルボディで、ビロードのような舌触りがあり、アルコール、酸、タンニンが見事にまとまっている。美酒である!
予想される飲み頃 現在〜2012年

Château Haut-Brion 1992 オー・ブリオン

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CHB92.jpgこれもブラインドでたワイン。サンテミリオンに行ってしまった。確かに良く考えれば、オーブリオンだ。
外観 奇麗なオレンジのグラデーションがはいったガーネット色
香り シガー、スパイス、スミレ、スモーキイな香りが一杯立ちこめる、すっと杉のミントが一瞬香る
味わい 柔らかいク甘い味わいがあり、ほどよい酸が広がる、タンニンは溶け込んでいる。口の中に味わいが上品にひろがる。余韻は長いが、ぐっと引っ張るような強い余韻はない。
オー・ブリオンは軽い味わいであることが多いようだが、これもどちらかと言えばそう。僕には、もう少し田舎臭い感じがあるじゃないかと思っていたんだけど。これは、スモーキィ、石灰の香り、確かにシガーがある。これをグラーブと言えなくては行けないんだろう。タンニンは柔らかく、サンテミリオンに行ってしまったのは残念。
オーブリオンのサイト http://www.haut-brion.com/
1992
ヴィンテージは非常に悪いのだが、さすがこういう年でもすばらしい品質を維持している。天候不順で、灰色カビ病もベト病も流行ったため、葡萄園の手入れも大変だったし、果実の選別をしっかりしなくては行けなかった。この年のオー・ブリオンは、果実味が溢れ、タンニンも十分あるとオー・ブリオンのサイトでは言っている。この数年が飲み頃とも言っているが、まだ10年くらいは持ちそうである。

Haut Brion 1988 オー・ブリオン

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HB88.jpgこれもたまたま盛り上がってブラインド出たワイン。本当にいい経験である。
外観は、オレンジがかったガーネット色。香りは、奇麗な熟成したカシスに、いろいろなスパイスがある。どのスパイスか言えない。すこしひねた香りも感じる。味わいは、奇麗な酸と奇麗なスパイスが口の中に広がる。余韻が長く長く旨味がある。美味しいワインである。
ブラインドでムートンの94と言った。でもこの香りは、強い樽とカシスがないのでオー・ブリオンと答えるのが正解なんだろう。残念。やはり僕のコメントでは、1級は奇麗という言葉が一杯出てくる。もう少し表現力あればいいのだが、なんでこんなに奇麗な香りがするんだろうと言うのが僕の印象なんだろう。