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Les Forts de Latour レ・フォール・ド・ラトゥール 1991

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LeFordLato1991.jpg外観 すこしオレンジが入った濃いガーネット色
香り 青い杉の香りが強くかおる、ミント、青いカシスがする。土の香りなどがある。なにか1991のボルドーのような
味わい すっきりと酸とやや荒さがあるタンニンを感じる。果実感はやや控えめ、アルコール感も控えめ。余韻は長いが、最後の盛り上がりはなくしぼんで行く感じである。

パーカーでは,レ・フォール・ド・ラトゥールもベストワインの一つに入れているのだが。つよい未熟なカベルネ・ソーヴィニョンが目立ち過ぎである。そして雨によって薄められたかのように凝縮感もない。


パーカー ボルドー4版より
1991年 
収穫量が非常に少なかった年である。これは4月20日~21日の週末に致命的な霜に見舞われて、ポムロール、サン・テミリオンがの収穫がほとんど台無しになったためである。
その後9月下旬と10月下旬に豪雨になった。2度目の豪雨の前に収穫しなかったシャトーは高品質のワインを作ることは出来なかった。

Les Forts de Latour レ・フォール・ド・ラトゥール 1993

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LeFordLat1993.jpg外観 すこしオレンジが入った濃いガーネット色
香り 溢れるように香り高く、やや青い杉の香り、ミント、カシスがする。そして熟成した新樽とカベルネ・ソーヴィニヨンからくるものかバックに格調高い深い森の香り、土の香りなどがある。なにかラトゥールにいつも感じるものかもしれない。
味わい すっきりと酸、強いこなれたシルキーなタンニン、果実の濃厚さを感じる。余韻は長く、飲んだ後からも強い味わいが押し寄せてくる。ミネラルも強い。


1993
9月異常なほど大量の雨が降った。その間は非情に寒く乾燥していたので、腐敗病は生じなかった。収穫を可能な程遅らせたシャトーが多かった。

1993という年にしては、十分素晴らしい味わいがある。やはりラトゥールのセカンドワインである。これも果実の摘み取りがずいぶん後になったため、青い未熟果の香りがあるが、味わいは素晴らしいものである。この年のラトゥールなもう少し成熟した果実の香りがあるのだろう。

Les Forts de Latour 1988 レ・フォール・ド・ラトゥール

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LeForDLatou1988.jpg

外観 エッジにオレンジがかかった濃いガーネット色
香り 複雑な果実、動物の香り、ゆっくりと濃いミント、柔らかな杉の香りが上がってくる。徐々に香りは複雑さを増して、このワインのポテンシャルの高さがわかるようになる。
味わい 柔らかい甘さ、このワインの色にしては酸が高めに感じる。そして最後の余韻にこなれたタンニンのシルキーな液体の流れを感じる。飲み進めると次第にワインが開き始め、柔らかな甘い濃厚な液体であることがわかる。酸もあるが最初の印象よりもまろやかである。よく熟した濃厚な果実が口の中に広がる。余韻はながく舌触りに緻密なタンニンを感じる。
抜栓間もなくテイスティングの印象と、徐々にワインの香りと味わいが広がってくるにつれて印象がどんどん変わる。やはり、カベルネ・ソーヴィニヨンの香りはゆっくりと開いてくる。最初のなめし革、複雑な果実感は、還元臭と混じったメルロの感じが強いんだろう。ラトゥールのセカンドもカベルネ・ソーヴィニョンが熟した時のものは、ただ者ではないワインの力強さを持っている。
パーカー ボルドー4版より
ラツゥールのスタッフは常々、ラツゥールのセカンドワインなのだからボルドーの格付けでは2級と同等であると主張してきた。
パーカーの査定では、ボルドーの4級ワインくらいだそうだ。それでもセカンド・ワインの中では最上である。
外観 エッジにややオレンジがかかったガーネット色
香り 焦げた土、シガー、トリュフ、熟成したカベルネの香りなのか メルローがマ混じっているのか なめし革
味わい まろやかな甘いワインの味わいから、複雑な味わいが口の中に広がる。カベルネのミントも味わいの中にある。
余韻は長く、ボリュームがあり細かくこなれたタンニンのテキスチュアーが最後に感じられる。
香りから来る熟成感の割に色合いはまだしっかりしている。 やや未熟な??カベルネの熟成した香りが中心ではあるが、テキスチュァーは本当に奇麗で、余韻もしっかりとして長いのでいいワインであるのはわかる。ややオフビンのラスカーズかと思ってしまった。
パーカーは、もう1976は飲み頃を過ぎていると言っている。パーカーの言う飲み頃は僕には、やや早すぎると考えるが、このレ・フォール・ド・ラトゥールは今が最後の飲み頃と思う。そろそろ飲んでしまわなくては。
1976についてのコメントは、ラトゥールでもパーカー4版にはのっていない。
ヴィンテージの特徴は、ポイヤックは三ツ星。暑い、干ばつのヴィンテージ。収穫の前に雨が降らなければ、ひょっとすると1970年代を代表するヴィンテージと証明されたかもしれない。
収穫量は多く、ぶどうも完熟しており、ワインのタンニンレベルが良好だったが、酸のレベルは低く、pHは危険な程高かった。1976年最高のワインは、出荷以来素晴らしく柔らかい、しなやかな、フルーティな飲み心地だった。

Les Forts de Latour 1975 レ・フォール・ド・ラトゥール

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LFL75.jpgエッジにオレンジ色がある、ガーネット色。まだ色素の目は詰まっている。
すばらしいカベルネ・ソーヴィニヨンの香り、やや完熟しなかった、それでもそのパワーはすごい。タバコ、スパイスなど複雑な香りがする。
味わいは、アタックに軽い甘さがあるが、アルコールのボリューム感はあまり感じられない。その後奇麗な酸が口の一杯に広がり豊かな渋みが味わいの後半を占める。余韻は非常に長く、奇麗な酸、果実味、渋みが最後まで口の中に残る。
ブラインドで飲んだ。やはりボルドーの1級シャトーと言ったが、80年代のラフィット、オーブリオンなどと言ってしまった。やはり1級シャトーの飲みが足りないのだ。だれかもっと飲ましてくれるといいのに。
パーカー ボルドー4版より
レ・フォール・ド・ラトゥールはあらゆるセカンドワインの中でも最上のものであると広く認知されているし、試飲でもたびたびより有名なポイヤックより高得点を獲得する器量の持ち主である。
レ・フォール・ド・ラトゥールの特徴は、ラトゥールそのもととびっくりするほど似ている。ラトゥールよりは、軽く、早く飲み頃になるだけである。ボルドーの有名なシャトーで生産される最上のセカンド・ラベルであることに間違いない。
1975 ラトゥール
ほとんどの1975年のメドックは瓶熟成させるうちによりやせた、より生硬な、どんどん難のあるものになっている。対照的に、いくつかのグラーヴとたいていのポムロールは風味が深まり、この過大評価されたヴィンテージおけるスターとなっいる。暗いルビー/ガーネット色をした1975年ラトゥールは、辛口の、ミネラル、タバコ、小石のような香りのするノーズを表し、レッドカラントやブラックカラントが西洋杉、スパイス箱、バルサムの樹と競い合うかのようなアロマもある。口に含むと硬く濃厚で、手強い、渋いタンニンがあり、体躯は鋼鉄のようで、凝縮感もたっぷりなのだが、愛想の悪い、内向的なスタイルをしている。この若々しい1975年は、あと20年は持ちこたえる能力があるが、これもどんどんやつれた、硬いワインになっていくのだろうか。予想される飲み頃 現在から2020年。
ラトゥールは今でも世界で最も凝縮感のある、豊かで、タニックな、フルボディのワインの1つである。飲み頃になると、心動かされるブーケが生のクルミやなめし革、ブラックカラント、砂利のようなミネラルの香りを思わせるようになり、口に含んだ時に別格のコクを感じられることはあっても、決して重いものになることはない。
1975
大いなる裏切りの年というか、それともいくつかの文句なしで古典的なワインが生産された年というか。1983年や1964年と並んで、おそらく最も把握しづらいヴィンテージなのかもしれない。否定しようもなく偉大なワインもあるのだが、全体的な品質のレヴェルは悲惨なほどムラがあるし、失敗作の数も無視できないほど多いのである。

Les Forts de Latour 1973 レ・フォール・ド・ラトゥール

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FLa73.jpgこれもブラインドテイスティングで、でたワイン。
外観は、オレンジのグラデーョンが多めにあるガーネット色。
香りは、熟成したなめし革、トリュフ、スパイスがあり、ゆっくりと奇麗な杉の葉、ミントなどが立ち上がってくる。その後完熟したカシス、ドライフィグなどがある。
味わいは、柔らかく、酸もバランスよくあり、タンニンもまだ感じられる、余韻も長く旨味が最後まで長く続く。
あらゆるセカンド・ワインの中でも最上のものであるとされているラトゥールのセカンドワイン。やっぱり美味しい。開くのにまだ30分くらいかかる。1973でもまだまだ持ちそうである。5~10年くらいは持つ。

Les Forts de Latour 1989 レ・フォール・ド・ラトゥール

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lflatour89.jpg

at ABB
外観は、エッヂにオレンジがかかり、きれいなグラデーションを認めるガーネット。
洗練された紳士である。完熟したカベルネとメルローが絶妙のハーモニーをなして、何とも言えない気品のある香り、完熟したカシスとスットするスパイスがある。熟成したカベルネ・フランが入っている香りではないか?味わいは、89であるのにしっかりした酸があり、後味に美味しい甘みとミネラルがあり、きれいなタンニンが後味を閉めてくれる。
ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より
レ・フォール・ド・ラトゥールの特徴は、ラトゥールそのものとびっくりするほど似ている。ラトゥールよりは軽く、早く飲み頃になるだけである。ボルドーの有名シャトーで生産される最上のセカンド・ラベルであることに間違いはない。
グラン アンクロと呼ばれる区画の樹齢が12年に見たい若いもの
グラン アンクロと呼ばれる区画以外の3つの区画;プティ・バタイエ、コンテス・ド・ラランド、そしてレ・フォール・ド・ラトゥール
ラトゥールのキュベで、基準に満たないもの
50%新樽、50%1年の古樽を使用し、18ヶ月熟成させる。 
おおよそ70 % カベルネ 30 % メルローの比率。カベルネ・フランがどれくらい入っているかは年によってちがうようだ。