オードリー・ヘプバーン Audrey Hepburn
オードリー・ヘプバーン(Audrey Hepburn、1929年5月4日 - 1993年1月20日)
永遠の恋人であるオードリー・ヘップバーン。好きになった頃は総ての作品を見たいと思ったが、なかなか見ることが出来なかった。今ではDVDですべていつでも見ることができる。なんて幸せなんだろう。やっぱり彼女の表情がすばらしい、彼女の瞳は本当に人に語りかけてくる。瞬きしても、下を向いても、こちらを向いて大きな目をしても。
ローマの休日を見て以来、僕の永遠の恋人である。どの映画も印象が強いが最初は、池田昌子さんの吹き替えの声がなじんでいた。実際本人の声は、もう少しトーンが高い声だったのに、池田昌子さんの声で、本人の声も優しく包んでくれる声のように錯覚してしまう。今では、字幕で見ることが多いのですこし印象が変わって来た。それにしてもオードリーのかわいさはまったくかわらない。
ここで紹介する映画は総て見ているのだが。確かイギリス時代に少し映画に出ていたが、そちらは見たことがない。いつか見なくては。
ベスト3は、やっぱりローマの休日、麗しのサブリナ、昼下がりの情事だろう。特にオードリーの美しさが光っていたのは、尼僧物語までだと思っている。
イギリス時代
Laughter in Paradise 素晴らしき遺産 1951 コメントはこちら
オードリー・ヘプバーンは、タバコ売りの女の子で出演しているが、実は探偵の恋人役で出現のオファーがあったのだが、舞台の出演を優先させた。プロデューサーはそれでも出演させたくてこの役が決まったらしい。
Young Wives' Tale 若妻物語 1951 コメントはこちら
物語の中心事物ではないが、男嫌いな若い女性役出てくる。キスシーンもある。すこしヘアスタイルは野暮ったくて可愛らしさが出ていない。
Secret People 初恋 1952 コメントはこちら
昔から有名なイギリス時代の映画。貴重なバレエのダンスシーンがある。チョイ役ではなくで重要な役柄で出ている。この1年後にローマの休日だから感慨深い。
ハリウッド
1953 ローマの休日 Roman Holiday
この映画は誰にとってもすばらしい作品の一つだろう。僕もこの映画を小学校の時に見て、オードリーのファンになった。何度見てもオードリーに恋してしまう。いつ見ても色あせない。
衣装担当 Edith Head
1954 麗しのサブリナ Sabrina
衣装担当 Hubert de Givenchy
1956 戦争と平和 War and Peace
監督: キング・ビダー
出演: オードリー・ヘプバーン, ヘンリー・フォンダ, メル・ファーラー, ビットリオ・ガスマン
衣装担当 Maria De Matteis , Giulio Ferrari
オードリー・ヘプバーンがカラーでワイドスクリーンで登場した。そしてやっぱり美しい。この時はメル・ファーラーの妻になっている。それにしても舞踏会の踊りのシーンは美しい。 ナターシャのテーマ(Masquerade Waltz)は忘れらない映画音楽の一つである。
1957 パリの恋人 Funny Face
オードリーの歌と踊りが見えるだけで素晴らしい。それよりも何よりもジヴァンシーのファッションと一流のカメラマンのの組み合わせによる映画の中の撮影シーンは、本当にうっとりする。
衣装担当 Hubert de Givenchy
1957 昼下りの情事 Love in the Afternoon
監督: ビリー・ワイルダー
出演: オードリー・ヘプバーン, ゲイリー・クーパー, モーリス・シュヴァリエ, ジョン・マッギヴァー, ヴァン・ドゥード
やっぱりこの映画はいい。何度も見ても飽きない映画の一つ。
オードリーの魅力が遺憾なく発揮されている。ファッションも素晴らしい。このときはまだジヴァンシーではない。ゲイリー・クーパーは気品があって、いい感じなんだが、もっと彼が若い時に演じて欲しかったは確か。
衣装担当 Hubert de Givenchy
1957 Mayerling マイヤーリング テレビドラマ
最近やっと日の目を見たテレビドラマの復活である。一度放送したのみの幻のテレビドラマだ。オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子ルドルフと男爵令嬢マリー・ヴェッツェラの心中事件の話である。これは、オードリーのファンなら見てもいいが。昔の美しい時のオードリーが見える。
1959 緑の館 Green Mansions
衣装担当 Dorothy Jeakins
1959 尼僧物語 The Nun's Story
監督: フレッド・ジンネマン
出演: オードリー・ヘップバーン, ピーター・フィンチ, エディス・エバンス
衣装担当 Marjorie Best
1960 許されざる者 The Unforgiven
監督: ジョン・ヒューストン
出演: バート・ランカスター, オードリー・ヘプバーン, オーディ・マーフィー
衣装担当 Dorothy Jeakins
1961 ティファニーで朝食を Breakfast at Tiffany's
ここでは、オードリーのギターの弾きながらムーンリバーを唄うシーンがある。あまりできが良くないのでプロデューサーはカットしたかったみたいだが、オードリーは"Over my dead body"(絶対反対(直訳は私の死体を越えて進め))と叫んだらしい。そこまでオードリーが言うなんて面白い逸話だ。作曲したヘンリー・マッシーニはオードリーの歌をべた褒めしている。
衣装担当 Hubert de Givenchy、Edith Head、
1961 噂の二人The Children's Hour
監督: ウィリアム・ワイラー
出演: オードリー・ヘプバーン, シャーリー・マクレーン, ジェームズ・ガーナー
衣装担当 Dorothy Jeakins
この映画は、オードリーが出演している映画の中でも、内容がまじめでやや暗い。その為か長い間見ることができなかった。僕はこの作品をみて逆にオードリーの演技力があり、オードリーの良さが出ている作品と思ったのだが。
1963 シャレード Charade
この映画は、ローマの休日に次いでテレビで放映された回数が多いのではないか。何度見てもオードリーのとぼけた演技が楽しい。最初は本当にドキドキしながら見た。ほとんどストーリーを覚えた後は、宝物探しのように映画の小道具や演出の仕方を見るようになった。
衣装担当 Hubert de Givenchy
1964 パリで一緒に Paris When It Sizzles
衣装担当 Hubert de Givenchy
1964 マイ・フェア・レディ My Fair Lady
監督: ジョージ・キューカー
出演: オードリー・ヘプバーン, レックス・ハリソン, スタンレー・ハロウェイ, ウィルフリッド・ハイド=ホワイト, グラディス・クーパー
映画のサントラ版をLPで買った。何度も聞いた覚えがある。すこしこの話の設定は、小学生の時には理解できないこともあった気がする。はは。
1966 おしゃれ泥棒 How to Steal a Million
監督: ウィリアム・ワイラー
出演: オードリー・ヘプバーン, ピーター・オトゥール, イーライ・ウォラック, ヒュー・グリフィス
なんとなくシャレードに近い設定が多いのが残念。おしゃれな美術品泥棒でロマンスもありいいんだけど。一つ一つ素晴らしい要素がちりばめられているが、やっぱりストーリー展開がぱっとしない。
1967 いつも2人で Two for the Road
衣装担当 Mary Quant
1967 暗くなるまで待って Wait Until Dark
1976 ロビンとマリアン Robin and Marian
衣装担当 Yvonne Blake
1993 Audrey Hepburn Remembered 思い出のオードリー・ヘプバーン コメントはこちら
これは素晴らしいオードリー・ヘプバーンの記録である。子供の頃から亡くなる直前のユニセフ大使までの記録が綴られている。そして彼女が出演した名場面が一杯である。そして彼女の周りの総ての人が彼女を讃えている。貴重なイギリス時代の映像もあるけど、この時はあまり演技はうまくなかったことが発見。
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