ストラディヴァリウス サッミトコンサート 名古屋 Stradivarius Summint Concert 2013

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ストラディヴァリウス サッミトコンサート 名古屋 Stradivarius Summint Concert 2013

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これは、楽しみにしていたコンサートだった。特に、席は申し分なく、2列目の中央なので、一つ一つのヴァイオンの音色まで聞こえるんじゃないかと思っていた。当然演奏者もすごいので、細かな音色まで聞き逃して行けない緊張感をもって聞いていたのですが、素晴らしい演奏と優しい音がその緊張感を飛ばしてしまった。うっとりと聞いてしまった。

演目は、今回のツアーでProgramme Aとされているもの。
モーツアルト:ディヴェルティメント ヘ長調 KV.138
グリーグ: 組曲ホルベアの時代より 作品40
メンデルスゾーン: 弦楽のための交響曲 第10番 ロ短調
休憩
ヴィヴァルディ: ヴァイオリン協奏曲集 和声と創意の試みより四季

アンコール
チャイコフスキー メロディー 変ホ長調 作品42-3 なつかしい土地の思い出より
レオン・イェッセル おもちゃの兵隊の行進曲 作品123


深い豊かなアンサンブルで高音部は非常に繊細で奇麗である。
ヴィヴァルディの指揮では、メンバーの一人一人がソロパートを順番に弾いて、さすがベルリンフィルのメンバーは誰も本当にうまい。
印象的なのは、やはり,トーマス・ティム、アレクサンダー・イヴィッチ、ベルハルト・ハルトークである。

最後のアンコールのメロディーでは、ヴァイオリン・ドクターの中澤さんが、震災で残った流木から作ったヴィオリン Tsunami Violin とステラディヴァリウスで演奏がすばらしい。確かにヴィオリンは弾き手の思いが込められて行くんだろう。このヴァイオリンは多くのに引き継がれるのだろう。本当に優しい音である。題のとおりなつかしい土地の思い出である。

さて、実際にストラディヴァリウスの音色は聞き分けられるのか?というTV番組的な命題が自分にも投げかけられるのだが。中澤さんが、ストラディヴァリウスのもっとも際立った個性は、ダイヤモンド・トーンと称えられる、高音部のきらめくような響きです。と言っているが、それを実感できたんだろうかと言われるとこれがなかなか難しい。

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