山田和樹指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 with 樫本大進 2014.7.5 名古屋

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yamadakazuki.jpg山田和樹指揮 スイス・ロマンド管弦楽団 with 樫本大進 2014.7.5 名古屋


山田和樹 Kazuki Yamada (首席客演指揮者 / Principal Guest Conductor)
樫本大進 Daishin Kashimoto (ヴァイオリン / Violin)
スイス・ロマンド管弦楽団 Orchestre de la Suisse Romande

ビゼー:アルルの女 第2組曲より「メヌエット」「ファランドール」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
アンコール 
バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番サラバンド

リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 作品35
アンコール
フランツ・シュレーカー 舞踏劇ロココ III Mardrigal  
エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト シュトラウシアーな

ぶったまげた。これほど山田和樹の指揮がすごいとは。指揮ぶりは本当にわかりやすく、ダイナミックで華やかである。ビゼーのアルルの女を聞いてからびっくり。本当は樫本大進が聞きたかったし、スイス・ロマンドのシェエラザードも聞きたかったからなのだが、本当に期待をいい方に裏切られた。
樫本大進のチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲を聞いてやっぱり、樫本大進はうまいなと思う。ただいつも聞いているのが、オイストラフだから、もっと大きな抑揚みたいなのが欲しくなってしまう。

シェエラザードは、アルルの女を聞いていたからもう予測できた。組曲ならでは華麗さでくると。これは何かカラヤンのようなエレガントで派手なところもあり、若々しくすっきりとしたわかりやすさがある。
んーーいいなー。この演奏もいい。スイス・ロマンドのコンマスのソロも待ってましたとばかりの演奏。ここもいい。
他の演奏者のソロパートも素晴らしく奇麗でスイス・ロマンドの実力が素晴らしいのをただただ実感。

スイス・ロマンドの名盤はアンセルメ指揮によるシェエラザードと幻想交響曲だ。これをずっと昔、京都の名曲喫茶ゲーテで聞いていたのを思い出す。僕はカラヤンとミシェル・シュヴァルべの演奏が一番なんだが。今回の演奏も忘れられない演奏になった。

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