NHK交響楽団 指揮トゥガン・ソヒエフ 2016.1.24

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NHK交響楽団 指揮トゥガン・ソヒエフ 2014.1.24

グリンカ 歌劇ルスランとリュドミーラ序曲
ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調作品18
ピアノ ルーカス・ゲニューシャス
チャイコフスキー バレエ音楽 白鳥の湖 作品20抜粋

初めてNHK交響楽団の演奏を生で聞いた。
楽団員が多いのもあり、全体の音には厚みがある。
ただ、今回
トゥガン・ソヒエフの指揮はつまらなかったと言っていいだろう。どの曲もそうである。
確かに華やかな演奏なんだが、なにか緊張感がないゆっくりとしたテンポが続く。
メリハリがないというよりは緊張感がないと思ったのだが、それは自分の体調も悪かったせいかもしれない。
ラフマニノフのピアノ協奏曲 第2番にあまりにも有名なピアノ協奏曲、チャイコフスキーの第1も好きだが、これも大好きな曲。ルーカス・ゲニューシャスがさらっと弾いてしまっているのはさすがなのだが。でもいつもリヒテルを聞いているせいか、何か演奏にダイナミズムがない。もっとこれでもかという力強いピアノが聞きたかった。

白鳥の湖はやっぱりカラヤン、ベルリンフィルの何回も聞いていた。これだけまとまって白鳥の湖をバレエ以外で聞くことはないだろう。これはNHK交響楽団の層の厚さが光っていた。今回のレパトリーもそうだが、厚みがあり、誰もがうまくて華やかである。最後にきてやっと満足がいく内容だ。

グリンカ 歌劇ルスランとリュドミーラ序曲
ミハイル・グリンカが1837年から1842年にかけて作曲したメルヘン・オペラである。5幕8場からなり、序曲は有名でしばしば単独で演奏される。アレクサンドル・プーシキンの1820年の同名の詩を元に歌劇が作られた。NHK教育N響アワーの番組テーマ曲などにも使われていた。

指揮トゥガン・ソヒエフ
ピアノ ルーカス・ゲニューシャス
コンサート・マスター 篠崎史紀

ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調作品18
Sergei Rakhmaninov Piano Concerto No2 C minor op.18

Moderato: C minor Moderato
ハ短調 2分の2拍子 自由なソナタ形式
第2楽章
Adagio sostenuto - Più animato - Tempo I: C minor → E major
ホ長調 4分の4拍子→2分の3拍子と4分の4拍子を行き来→4分の4拍子、tempo Ⅰで再現  序奏つきの複合三部形式
第3楽章
Allegro scherzando: E major → C minor → C major
ハ短調〜ハ長調 2分の2拍子

チャイコフスキー バレエ音楽 白鳥の湖 作品20抜粋
Peter Ilich Tchaikovsky Lelac des cygnes ballet op.20 (excert)

第1幕 第1曲 情景
    第2曲 ワルツ(コルツ・ド・バレエ)
第2幕 第10曲 情景
第1幕 第8曲 乾杯の踊り
第2幕 第13曲 白鳥の踊り
         IV 小さい白鳥の折
         V オデットと王子のパ・ダクシオン
第3幕 第20曲 ハンガリーの踊り: チャールダーシュ
    第21曲スペインの踊り
    第22曲ナポリの踊り
第23曲マズルカ
第4幕 第28曲情景
第29曲情景・終曲

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