メトロポリス シアターコクーン 2016
原作:テア・フォン・ハルボウ 『新訳 メトロポリス』(中公文庫)
演出・美術:串田和美
松たか子、森山未來、飴屋法水、佐野岳、大石継太、趣里、
全くこの劇の良さがわからなかった。
やっぱり演劇は言葉の劇であるが、なんだか設定の説明が多くて言葉が何の感情表現でもない。舞台は目まぐるしく変化をするし、ライトを使った演出が多いんだがあまりに暗くすぎて目が疲れた。
ミュージカルのように松たか子さんが歌ったり森山未來はおどったりだけど何も楽しくない。このストーリーは知ってたはずだが、新訳 メトロポリスにはもっとごじゃごじゃしたものが入っているのでシンプルではない設定なんだ。吉原みたいのもあって。その説明が長いし、渋谷駅のハチ公がでてきたり、とまったく観客の頭の中をごちゃごちゃするだけである。
確かに演劇のテクニックはたくさん詰まっていて、演劇らしいんだけど何も中身が内容にしか感じられない。結局は演劇のための演劇であって、ストーリーで何を訴えたいというわけではないんだ。
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