ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター Saul Leiter 展 東京・渋谷Bunkamura ザ・ミュージアム

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Saul Leiterニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター Saul Leiter 展 東京・渋谷Bunkamura ザ・ミュージアム

NYの写真家ソール・ライターの回顧展、絵画含む200点超を展示している。
ソール・ライター
1950年代に『Harper's BAZAAR』『ELLE』『VOGUE』といったファッション誌の表紙を手掛けたのち、1981年に自らの商業写真スタジオを閉じた。世間から姿を消したソール・ライター。2006年にドイツのシュタイデル社によって出版された作品集Early Colorによって世界中から注目を浴びるようになる。カラー写真のパイオニアと称されるようになる。

彼の作品は、ガラスや鏡を使った映り込み、ガラスから透けて見えるものを効果的に使っている。そして効果的な色の配置、モノクロのような景色の中に映える赤、黄などが、素晴らしい美しさで見ているものに訴えかける。ロバート・フランクと同じように写真かでありながら絵も描く。

彼の作品から、勉強できるのは、身近なものの美しさを捕らえている。特に彼は、ニューヨークから出ずに写真をとっていた。そして一番良いのは、彼はカフェに座って通り過ぎる人の写真を撮ることができる。それも雨の日に。

やっぱりニューヨークは写真になりやすいところである。特に大きなイベントがなくてもそこには美しさがある。ただ、これは日本で言えば東京のような大都市にはそうした写真が撮れる場所がいっぱい溢れている。ただ、普通のつまらない田舎町でも、きっと美しい写真が撮れるチャンスがあると思えることである。

現在は、ドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』東京渋谷ブンカムラで上映中。


Early Color:Saul Leiter , Martin Harrison

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