ボストン交響楽団 指揮 アンドリス・ネルソンス Andris Nelsons, Boston Symphony Orchestra サントリーホール 2017.11.7
指揮:アンドリス・ネルソンス
ヴァイオリン:ギル・シャハム
ボストン交響楽団
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調 op.103 「1905年」
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV1006より第3曲「ガヴォット」(ヴァイオリン・アンコール)
ショスタコーヴィチ:オペレッタ『モスクワのチェリョムーシカ』作品105より「ギャロップ」
バーンスタイン:管弦楽のためのディヴェルティメントより第2楽章「ワルツ」
今回楽しみしたのは9月にリニューアルオープンしたサントリーホールについて
実際には舞台床板の全面張替え、客席椅子の補修、オルガンのパイプを取り外し、オーバーホールなどだからあまり音には関係していないのだろうか。
あまり変わっていないような、確かに舞台床板版は張替えされていて、後ろに行くほど高くなるようになっている。これはミューザ川崎とは全く逆の配置である。
ハプニングは、今日は皇太子夫妻も見にきていた。雅子妃殿下はボストンと縁が深いのでそうかと納得。
ギル・シャハムのバイオリン協奏曲は今回3回目で少しだれた。今回は自分がどこでダレるのかがはっきりわかる。
それにしてもアンドリス・ネルソンスは、ドイツ・グラモフォンでショスタコーヴィチの交響曲の録音に取り組み、早くも、昨年、交響曲第10番が、今年は交響曲第5、8、9番がグラミー賞を受賞した。
という意味でショスタコーヴィチの交響曲集を出す勢いだから、この交響曲第11番も期待していた。
ショスタコーヴィチの交響曲第11番は、まず音量がすごい。交響楽団の迫力がすごい
特に第2楽章と第4楽章のドラマティックな演奏がすごいのである。この第2楽章は、戦艦ポチョムキンオデッサの階段のシーンで伴奏音楽として使用された。
今回は、チェロ側で聞いていたので、なおさら低音の響きが強く局の重さが強調された感じである。第4楽章のイングリッシュホルンの演奏が間近で見えてよかった。コントアファゴットもなるほどと思いながら見ていた。
何にしても終わり方もドラマティック。よかった。よかった。
サントリーホールの音はミューザ川崎程ではないが、いい音がしている。観客としては一番うるさかった。
確かに交響曲第11番は休憩がなく、咳払いをする時間がもらえなかっただろうが。
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