ボストン交響楽団 指揮 アンドリス・ネルソンス 名古屋 2017.11.3
Andris Nelsons, Boston Symphony Orchestra
ボストン交響楽団
指揮:アンドリス・ネルソンス
ヴァイオリン:ギル・シャハム
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.35
マーラー:交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」
アンコール
バッハ 無伴奏パルティータ第3番 ガヴォット
ベートーベン エグムント
懐かしいボストン交響曲楽団である。今まで一番生で聞いているのがボストン交響楽団かもしれない。
ボストンから帰って10年くらい経っているので、本当に久しぶりである。
顔ぶれを見るとコンマスの二人は変わっていない。マルコム・ロウとタマラ・スミルノヴァである。
タマラはヴァイオリン協奏曲でコンマスを勤めた後に、マーラーの時にマルコムの横に座っている。
マルコムはかなり老けたという印象。マルコムは、マーラーでコンマスを務めた。
なんとなく見覚えがある楽団員の顔がチラホラしている。
指揮者のアンドリス・ネルソンスは初めて見た。レヴァインの後の音楽監督になっている。写真で見るよりはずっと貫禄がある。
アメリカに来て太ったのかな。
さて、演奏であるが、どちらの曲も素晴らしい出来である。
やっぱりボストン交響楽団である。そしてやっぱり指揮者のアンドリス・ネルソンスがうまく引っ張っている。
さすがである。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、アメリカ出身のギル・シャハムのエネルギッシュで華麗な演奏を見せつける。
そして、マーラーの交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」であるが、ボストン交響楽団でマーラーの演奏は初めてかもしれない。
これがまた素晴らしい。マーラーの中では最も分かりやすい交響曲であるが、どのパートの演奏もすばらしく、複雑なメロディを耳を澄まして聞いていた。
さて、やっぱりアメリカの交響楽団らしい、すこしドライな印象がやっぱりあるのだが、やっぱりボストン交響楽団は良かったし、アンドリス・ネルソンスの指揮が良かった。
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