
このラ・ラギューヌは、熟成した時には、ポムロール的、グラーブ的そしてブルゴーニュ的とも言われ、その姿は変幻自在なのかもしれない。ということは、ブラインドでは当て難いかもしれない。
外観は熟成が進んだ、 オレンジ色、レンガ色をしている。 粘性も中等度。
香りは、熟成したカシス、カシスのドライフルーツ、甘い熟成した果実、ハーブ、 土の香りがあり、樽の香りは溶け込んであまり目立たない。1976の割に奇麗な香りである。 味わいは、最初甘いねっとりした味わいがした。 その後、タンニン、酸がしっかりしていてその中に熟成した味わいがある。美味しいワインである。まだまだ5年以上持ちそうである。
シャトー・ラ・ラギューヌは格付け3級でルドン村にあるシャトー。ボルドーの南にありグラーブと似て、大変軽い砂礫に近い砂地である。ボルドーからメドックに向かって県道2号線を走ると一番最初に出会う格付けシャトーである。
1976は収穫時に雨が降り、ヴィンテージとしては振るわなかった。ただ、パーカーは、マルゴーその他の地区で、ベストワインの中に、このラ・ラギューヌをあげており、このヴィンテージの掘り出し物であるのは間違いない。
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