
これは、ドラモットの最大の特徴であるシャルドネの比率にあるのかもしれない。この比率は他のシャンパンでは珍しい。ほかのシャンパン・メーカーが求めているバランスとは明らかに違うのである。この比率を選んだドラモットの良さがまだ、僕のレベルでは今は理解できない。
あまり飲めなかったので、しばらく冷蔵庫に入れておいた。1週間すると泡もほとんどないのだが、最初の印象よりもイースト香がしっかりして来てパランスも良くなっている。やはりNVでもしばらく(2~3年)おいた方が良いだろう
セパージュ:シャルドネ50%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ20%
コート・デ・ブランのシャルドネ種を5割と高い比率で用い、それにブズィとアンボネからのピノ・ノワール種を3割とヴァレ・ド・ラ・マルヌ産のピノ・ムニエ種2割からつくられる。ドサージュは、平均1リットル当たり15グラムですが、ドラモットの場合はリットルあたり9グラムと非常に少ない量になっています。
このドラモットの公式のテイスティングコメントは、
香りはグレープフルーツのコンフィ(砂糖漬け)のようなさわやかな果実香に白い花の香り、パンのイーストの香りと特に石灰のようなミネラルの香りを感じます。味わいはやわらかでバランスのとれた第一印象からなめらかな気泡の刺激が広がります。
涼しげな酸と透明感のある軽やかな風味だが、このシャルドネ種の割合の高さが味わいに清涼感を備え、ドゥラモットらしさをもたらしている。
サロンのための葡萄で作られるドラモット
シャンパンの中でも別格なサロンのつくられない年に、サロンを作るぶどうで造られるのがドゥラモットである。。 ドゥラモットアイテムはブリュット、ブラン・ド・ブラン、ヴィンテージ入りブラン・ド・ブランにロゼの4種。そのどれもに共通するのはシャルドネ種のキャラクターからくる、クリーンで上品な風味です。 スタンダードなキュヴェのブリュットでさえ、50パーセントと高い比率でシャルドネ種(他の多くのメゾンの場合、スタンダード・クラスに使用するシャルドネ種の割合は30パーセント前後)を用い、唯一の例外はピノ・ノワールとシャルドネ種を8:2の割合でブレンドするロゼだけ。
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