外観 やや黄色みがあるレモンイエロー、粘性も中程度
香り 甘いバニラの香り、杏仁豆腐、ミネラルなどがある。
味わい 奇麗な酸と果実が口の中で溢れる。そこにバランスよく樽のバニラが乗る。やはり、ピュリニーである。ミネラルの余韻が最後まで続く、これに樽と果実感も一緒に続く。
いつもソゼを飲むと樽の強さが気にかかるが、さすが果実味と樽のバランスが今回はよい。レ・ペリエールのミネラルの強さと良年2005年のヴィンテージが、すばらしいバランスを産んでいる。まだまだ飲み頃としては早い方だが、十分このすばらしさを味わえる。本当にこのソゼはよかった。
ピュルニー・モンラッシェは、マット・クレイマーが絶賛するように、世界中のなかで一番すばらしいシャルドネのワインを作る土地である。
ブルゴーニュワインがわかるよる
ピュルニー・モンラッシェの白ワインはいつも端正さを失わない。色は緑がかった黄金色で、酸の強さは目印にひとしく、特権を持つかのように長命である。こうした特徴を全部備えたワインがあるとしても、ピュルニーの味わいを持つものは一つもない。引きしぼった弓を思わせるあの味わいはまたとないものだ。ビュルニのもつテロワールの風味も、ほかよりも切っ先鋭く彫り込まれているように思われてならない。果実味にめりはりがあって、力強く引き締まっているさまは、マーシャルアーツの武道家の筋肉にたとえられようか。間近に眺めても小揺るぎもしないことから、いかに完璧に均整がとれているかがわかる。
(ブルゴーニュワインがわかるよる)
その中でも1級のレ・ペリエールは、
ペリエールは立地に恵まれ、隙のないかまえのなかに、濃厚で強く深い味わいがあるという、ピュルニーの手本のようなワインを生む。
Les Perrières
ぺリエールは斜面中腹部に位置するその名の通り小石交じりのクリュ。ミネラルとふくよかさのバランスがよい。
Puligny-Montrachet 1er Cru Les Perrières 2005 Etienne Sauzet
全房圧搾をゆっくり2時間以上かけて行う。デブルバージュは、10℃から12℃に冷やしながら、18時間から24時間かける。18℃から22℃の温度で3−6週間かけて樽発酵し(トロンセまたはアリエ産、新樽率は35%)11ヶ月シュールリーで樽熟成し(必要な時にはバトナージュをする)この時にMLFも行う。 その後シュールリーで、ステンレスタンクで6ヶ月ほど寝かせる。そして軽い清澄と軽いフィルターを行い瓶詰めとなる。
11 rue de Poiseul 21190 PULIGNY-MONTRACHET
エティエンヌ・ソゼのサイト http://www.etiennesauzet.com/
テイスティング: 2011年6月18日
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