Dom Perignon Moet & Chandon 2000 ドン・ペリニヨン

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
DP00.jpgフィリップ・ジャルスキー & アンサンブル・アルタセルセの公演の後で飲んだ。確かにクラシックのコンサートの時はこんなワインが飲みたくなるんだろう。
これを飲む前に、コンサート会場でモエエシャンドンを飲んだが、シャンパンを薄めたような感じで、確かにバランスもあるんだろうが、自身がシャンパンと行っているだけで、それ以外にインパクトのないシャンパーニュである。
これに比べ、
外観 泡は、細かく、柔らかく立ち上がる。ややイエローがかったレモンイエロー
香り 柑橘系の爽やかな香りをバックに、強く上品なパンエピス、イーストの香りがある。どちらかというと複雑な帯のような香りと言うよりは、たくさんの要素が一塊になっている感じである。2000というヴィンテージは、まだまだ取っておいても良さそうである。
味わい 奇麗な酸と、フレッシュな泡が口の中に広がりながら、やや中量級の果実の味わいが口の中に広がり、それが余韻となって広がる。すこし残糖も感じる重さがある。さすがバランスの取れたシャンパーニュだ。
ジェームス・ボンドのドクターノーやゴールドフィンガーの映画中に使われたことで有名なドン・ペリニョン。1953 1955のヴィンテージの話が出てくる。なぜこんなに日本で有名になったかを考えると、やっぱり元はこの映画じゃないかな。それと、ドン・ペリニョンの響きは日本人に覚えやすい。テタンジェはロシアより愛をこめてで出てくるが、日本人で知っている人はあまりいない。
ドン・ペリニョンは、あまりにもぞんざいな扱われ方をしてかわいそうなシャンパーニュだが(少なくともワイン愛好家の中ではそう言われている)、やっぱり美味しいワインである。
誰でも映画の中のジェームス・ボンドのように粋にこのワインを飲むスチュエーションを作ってみたいと思うのである。
テイスティング: 2011年7月28日
My Rating(評価): 14/20
アクセス数:58