
外観 ややエッジにオレンジがある濃いルビー色
香り 強い還元臭 これがなかなか抜けない。 甘草
味わい 柔らかく やや甘さを感じる。その後に赤い果実が口一杯に広がる。ジューシーである。そして酸も後からついてくる。余韻は中等度。
自然派のワインである。この還元臭はデカンタをしないと抜けないだろう。これは、ゆっくりと飲むなら還元臭が消えると言うものでなく、しっかりと抜く必要がありそうだ。自然派のワインの欠点は何と言ってもこの還元臭と野生酵母の腐ったような香り。野生酵母の香りは、すばらしい作り手ならうまくコントロールされて消えている。自然派のワインの良いところは何と言っても口当たりのまろやかさ、自然の果実の旨味が口の中にしみ込むところだろう。
ラ・クロワ・デ・ラモーは、畑のある場所の名前。2003年に手に入れた畑だそうですが、樹齢は非常に古く、最も古い樹は1915年に植えられたもの。収穫は全て手摘み、選別した後一部除梗し野生酵母で半マセラシオン・カルボニックで発酵。醸造中のSO2の添加は一切無しで、2〜4年の大樽で熟成後に瓶詰めされる。
テイスティング: 2011年8月28日
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