Clos de la Rochet Domaine Ponsot 1997 ドメーヌ・ポンソ クロ・ド・ラ・ロッシュ

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CDRPo97.jpgこのワインもブラインドで出たワインである。ややもう酔っていたので詳しくワインの分析ができていないし覚えていない。
外観 ややエッジにオレンジがある少し濁った感じの薄いルビー色
香り 香りは、複雑。強い熟成感のある香りと奥からまだしっかりした若い果実、サクランボのような香りがある。
味わい 優しく静かに口の中に流れ込んでしまう。優しい甘さと酸のバランスがよい。口の中には美味しい果実感が広がる。最後の余韻も長い。やっぱり少し熟成感のある味わいがある。
ブラインドでは、1978のボルネイの1級と答えてしまった。これはやっぱり少し劣化と言うよりは、熟成が早く進んでしまったワインだ。1997にしてはかなり老けている。その熟成感と若い果実バランスが古いワインのいいヴィンテージに感じてしまった。日本までの輸送、その後の温度管理の問題なのだろうか。
マット・クレイマーによると、"モレ・サンドニの優れたワインは、力強い果実味にあふれ、濃厚で深く、固く引き締まった味わいと言われる。また長命なワインである。1級のワインにはしなやかで繊細な趣があり、ことのほか優雅なブルゴーニュと評されこれに匹敵するのは、シャンボール・ミュジニー、そしてヴォルネイのみである。"と書かれている。
クライブ・コーツでは、"クロ・ド・ラロッシュは、シャンベルタンほどの固さがなく、ボンヌ・マール程の力強い濃厚さもない。どちらかと言えば、ミルティーユ、ブラックベリー、スミレ、トリュフなどの香りが豊富で魅力的ではるが、威厳は持っていない。"
2004のクロ・ド・ラ・ロッシュの印象は、以前に書いた。クライブ・コーツでは、果実味が豊かであるが厳格さに欠けると書かれているが、これは、ポンソの作りの生化と思っていたのだが。
Domaine Ponsot ドメーヌ・ポンソの醸造
仕立て方 cordon de royat spur system
収量 平均26hl/ha
収穫 ぶどうが完全に熟してから、手摘みで行い、選果も厳しい。
100% 完全に除梗、自然酵母による発酵、発酵温度は、時に37から38℃になるほど高めの設定である。
マセレーションは、年によって異なるが、平均は15から18日、長い時は25日程になる。
ピジャージュは通常通り行い、時にルモンタージュを行う。またデレスタージュを行うこともある。
シャプタリザシオンを滅多にしない。
新樽は使わず、ラフォンなどの白ワインに使用した樽を使用。ファイニング、フィルトレーション、亜硫酸添加などをしない。
テイスティング: 2011年10月18日
My Rating(評価): 14/20
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