

香り アロマティック品種を連想させる香りがあるのに、つんとする緑の草のような香りも一緒に混在する。ヨード香のような香り、ミネラルの香りもある
味わい ふっくらした果実感としっかりした酸味が口の中に広がる。余韻の中にしっかりしたミネラル感と軽い苦味を感じる。
アルコール度数 12%
醸造所はドナウ河流域のヴァッハウ地区マウテルンにあり、建物はもともと
985年建造(古代ローマ時代)の聖ニコライ修道院でした。この修道院を約110年前に現当主のサース家が買い取り、ワイン造りを始めます。
品種は主にリースリング種やグリューナー・フェルトリーナー種で、大樽による古典的な醸造を頑固に守り続けています。
この畑が文献に登場するのは470年とオーストリアでも最古の記録。
ヴァッハウの中では珍しいドナウの南に位置する傾斜の緩い畑ですが、
底部に原生岩が存在する優れた土壌をもつ。
おそらくローマ時代から存在するのもその辺に理由があるようです。
ちなみにニコライホーフの地下セラーも約2000年前の古代ローマ時代のもの。
22haの葡萄園を全て「ビオディナミ」で栽培します。
1970年代初頭よりビオディナミ農法をとりいれ、国内の優良ワイナリーの中で
BIOによる認定を受けたデメテール(有機農法協会)の最初の正式メンバーに
なります。
テイスティング: 2011年10月 4日
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