
香り 土の香り、スッとするミント、黒い果実、ドライフラワー、メルロー、カベルネ・フランが渾然一体となったような香り。作りはクラシックだが、メルローだけでは、田舎っぽさがあるが、そこにフランのアクセントが効いて上品にしている。
味わい 最初の柔らかいボリューム、中盤に酸を感じて、最後のやや細かなのタンニン味わいへ移って行く。最後にやや細かなタンニンを感じたりもする。少し揺らして持ってきたせいだろうか。なぜかメルロー、カベルネ・フランなどの分離した味わいを感じる。
これがクラシックなサンテミリオンのお手本かもしれない。
飲み頃を迎えている。あと5年くらいかな。
パーカーの採点 87
魅力のある甘い果実味を感じさせるビロード様な舌触りをした骨の髄までエレガントなワイン。フィニッシュのタンニンは、予想以上に余韻が長く持ちこたえることを伺わせる。色は深みのあるルビー色。ノーズは、胡椒のようなミネラルの個性、微妙な新樽が混ざり合った甘いブラックチェリーを感じさせ酸とタンニンはよく癒合している。フィニッシュは余韻が長く純粋である。
予想される飲み頃;〜2012年
テイスティング: 2011年10月23日
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