ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニに挟まれた村
外観は やや濃い目
香り ムスク、スパイスの香りはジュヴレ・シャンベルタンほどない
味わい 果実味が強い味わい。コンパクトによくまとまっている。甘、酸、苦、渋のバランスがよい。
北側が、ジュヴレ・シャンベルタンに近く、南側がシャンボール・ミュジニ近いと考えるより、コート・ド・ニュイのどの村でも同じだが、標高による違いが際立っている。
マット・クレイマーより
モレ・サン・ドニの北端からは、ジュヴレさながらに固く引き締まったワインが産まれる。その典型がクロ・ド・ラ・ロシュで、力強い果実味にあふれ、ブルゴーニュ最長命のワインの一つとされている。こういうスタイルのワインが生まれるのは、村の北端からではなく海抜280メートルから300メートルまでの、斜面をかなり登ったあたりにあるぶどう畑のほぼすべてが、濃厚で深く強い、固く引き締まったワインを生むのだ。なだらかな丘を下ると海抜260メートルから275メートルあたりのぶどう畑から、もっとやわらかなワインが生まれそのスタイルはシャンボール・ミュジニを思わせるものとなる。1級のワインにはしなやかで繊細な趣があり、ことのほか優雅なブルゴーニュと評され、これに匹敵するのは隣のシャンボール・ミュジニ、そしてヴォルネのみである。
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