リアルワインガイドの評価が高く買ったワイン。当然ロマネ・サンヴィバンなのだから安くはない。でもルイ・ラトゥールは比較的他の作り手に比べれば安い。これは、やっぱり人気がないからだろう。
外観 エッジにオレンジのあるやや濃いめのルビー色
香り 開けた当初はほとんど香らず、その後ゆっくりと、すみれ、ラズベリー、複雑なスパイス、紅茶、ミント、しかし果実溢れると言う感じではない。
味わい 確かに最初は味も開いていなかった。ゆっくり時間をかけてみると、柔らかな口あたりから、果実感は薄いがトロミがある広がりを持ち、余韻も強いワインである。
ルイ・ラトゥールのワインは概して評判が悪い、大量生産、安全第一、画一的。
赤ワインは、パスツリゼーションをしている。これが長持ちして、安全であるからだそうだ。おそらくフィルターもかけてあるんだろう。特にフレッシュな果実感をなくなっていて、最後の熟成時の新樽の感じとぶどうの厚みによるものでうまさをアピールしようとしてる。しかしこれは、現代のワインに事情には全く合わない。これを美味しく、この作り方を生かして飲むには、熟成がピークに達したときからやや落ち際にやっと面白さが出てくるワインだろう。
テイスティング: 2011年11月12日
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