外観 エッジに淡いオレンジがあり、ややレンガ色がかったルビー色
香り 熟した果実 ストロベリーのリキュールを紅茶に混ぜたような、それにハーブを足して。 今が一番良い香りがする。熟成香と果実香のバランスがとても良い。そこにハーブが存在する。これはシャンボールに由来するものだろう。非除梗から来るハーブではなさそう。
味わい 口の中に最初に感じる甘さを奇麗な酸が覆ってくる。そしてドライフルーツの味わいと紅茶の味わいが複雑に絡み合いやや長めの余韻に続く。奇麗な後味がある。ややビンが揺れたせいかタンニンを感じるのだがアクセントのようで気にならない。
これは1年半前にも飲んだが、ついにワインに甘さが出てきて、香りにも熟成感が出てきた。いいワインになった。こうやって持ってたワインが飲み頃になるのを発見するのは本当に楽しい。でも今がピークだから早く飲み尽くさなくては。
このワインは、イギリスのワイン商のBerry Bros.and Ruddが特別にパトリス・リオンにたのんで作っているボトルである。お値打ちで手にはいったのでたくさん買っておいたのだが。やっぱり飲み頃になった時にはかなり本数が減ってしまっている。これも仕方がないことである。
パトリス・リオンのサイト
テイスティング: 2011年11月30日
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