外観 きれいな黄金色
香り ナッツ、アプリコット、蜂蜜、柑橘系、トリュフ、樽から来るフェノールの成分など
味わい 柔らかい液体が口の中にひろがり、完熟した果実の香り、ナッツなどの香りも口のなかに広がる。膨よかである。控えめであるが酸もその後口のなかにひろがる。余韻は、長くミネラルも残る。
フレンチと食べたが、蟹味噌が口の中に広がった。美味しかった。風味をあわせてマリアージュを楽しむというより、ワインのアルコール分が、食材の持っている香りを高める効果があった。
同じワインをケース買いすると、次第にそのワインが熟成して行く過程がわかるし、飲み頃もわかるようになる。だからワイン通はたくさん買いそろえたくなるんだが。しかし、よく言われる事だが、あっここで、もうワインのピークが落ちてきたと初めて気づいてから、一番良い時期がわかるとも言われる。だからワインの飲み頃、特にピークを探すのは難しい。このワインも最初に飲んだのは、1年半前くらいか、その時はまだ若いと感じたが、その1年後に飲んだら、あれもう過ぎている感じがした。だから早く飲まなくはと思ったが、一体どこにこのワインを保管したかわからなかった。最近ワインの整理をしていて偶然見つけたので、早く飲まなくてはと思い飲んでみたら、ちょうど飲み頃である。前回のは瓶差なのだろう。だから結局ワインの飲み頃は本当に難しい。でも今回は、ラッキーである。飲み頃を超えていなかったのだから。
テイスティング: 2012年2月28日
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