外観 黄金色
香り スパイス、あまり薔薇のような香りはないが、ゲベルツトラミネルに感じるスパイス、甘い蜜などがある。
味わい 緩やかな、ふくよかさをもった液体。非常に甘いが、嫌みが、全くない。やはり他の貴腐ワインに比べて酸が少ない。次の日にイケムを飲んだが、このワインは酸が控えめで、甘さが非常に強い事を再確認した。
アルコール度数 13.5%
アルザスやドイツでは貴腐ワインは薬のような滋養強壮が必要な病気の時にも飲むようだがなるほどとうなづけてしまう。友人が僕の花粉症がひどいのでそれでは、一番香りがするこのワインを飲ましてくれた。感謝感謝である。
このSGNはゲベルツトラミネルだから、ピノグリと同じく、果汁糖分の最低含有量が定められている306g/Lである。
では、一体どれくらい甘いんだろう。ドイツのトロッケンベーレンアウスレーゼのエクスレ度は150である。これを糖分含有率になおすと
150/4 - 2 = 35.5 % である。 これは355g/Lになる。はは、ドイツの貴腐ワインの方がもっと甘い。
ソーテルの甘口ワインの糖度の規定は探したけどない。
セクレション・ド・グラン・ノーブル Séléction de Grains Nobles SGN
セレクション・ド・グラン・ノーブルの表記は、AOCアルザスとアルザス・グラン・クリュのラベルに記載することができます。フランスのすべてのAOCの中でも最も厳しい部類の基準に従って造られた、見事なワインであることを示しています。
セレクション・ド・グラン・ノーブル向けのぶどうは、貴腐菌(ボトリティス・シネレア菌)が付いた果実だけを順々に選び、摘んでいくものです。
ぶどうが凝縮していて、ワインは力強く、複雑で余韻がすばらしく長いため、品種本来の個性の表現は控えめとなります。まさしく傑作といえるワインです。
アルザスワインのサイト
テイスティング: 2012年3月13日
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