外観 エッジにオレンジ色が入っているガーネット色
香り 熟成した甘い果実、深く香ばしい樽、アマンドグリエのような甘いとろりとした香り、かるくミントがある。
味わい 程よく甘い液体、タンニンもこなれている、中間に甘い液体、凝縮感は少なめ、余韻は長め
1992はかなり甘さが主体の味わいになっている。1992フィジャックほど厚ぼったくはないが、
パーカー ボルドー 4版
オー・ブリオン
植え付け面積 カベルネ・ソーヴィニョン 45% メルロ37% カベルネ・フラン18%
1992 89点
このヴィンテージとしては、強力な成功作だ。エレガンスや甘さがあり、中程度のプラム/ガーネット色はすでに縁がいくらか薄くなり始めている。急速に成長してきたが、この恐ろしくひどいヴィンテージにあって驚く程の果実味や個性が感じられる。西洋杉のような、スパイス箱、葉巻、タバコの良い香りと混ざり合ったミネラル、甘いプラム、チェリーを思わせるワインだ。フィニッシュは少し短く、やつれているが、香り、アタック、昼間部は問題ない。 予想される飲み頃 ~2008年
オー・ブリオンのワイン作りは、明敏でハンサムなジャン・デルマ(ワインづくりの世界における最も才能ある管理者の一人)が管理している。彼は高温で短期間の発酵によるワイン作りの熱心な信奉者だ。オー・ブリオンはまた、ボルドー・ワインにしては、長期間(最長30ヶ月)、ワインを新樽で熟成させる。シャトー・マルゴーやパヴィと並んで、瓶詰めする時期が最も遅いシャトーの一つでもある。
ブラインド・テイスティングすると、オー・ブリオンは、1級シャトーの中では最も香り高いと同時に、最も外交的で軽いワインとされる事実は興味深い。実際には、このワインは軽いのではなく、単にオークの個性があって肉付きがよいタニックなメドックのワインや、より柔らかくてメルロが支配的な右岸のワインとは異なっているだけなのだ。
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テイスティング: 2012年5月 1日
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