外観 細かな泡がゆっくりと上る やや黄色のあるレモンイエロー
香り 上品なブリオッシュ、青林檎、グレープフルーツ
味わい 爽やかな泡と酸に口の中が包まれる。奇麗で熟れた果実感がさらりと口の中に広がる。余韻もながく、後に酸の美しさが長く残る。
2002のクリスタルに比べると酸はやや柔らかい。全体的には、口あたりがまろやかに仕上がっている。パーカーの点数が 2002より高いのもうなづける。やっぱりクリスタルは美味しいと思ってしまう。それとクリスタルは他のプレステージシャンパーニュよりデゴルジュマンが早く、出荷も早い。味わいの狙いも、熟成感と言うよりは、爽やかなフルーツ感とのバランスを大事しているように思う。
1876年、ロシア皇帝アレクサンドル2世専用シャンパーニュとして特別に造られた「クリスタル・ブリュット」。特別に仕立てられたクリスタル製のボトルに瓶詰めされていたことからこの名がつきました。当時のデザインのままという美しい透明のボトルは、皇帝の暗殺を企てる者が武器や爆薬などを忍ばせぬよう、瓶底がフラットになっているというディテールまで忠実に再現。100%グラン・クリュ。全て自社畑から厳選したシャルドネ45%とピノ・ノワール55%からなり、瓶詰め後6年間もの熟成期間を経てリリースされます。世界最古のプレステージ・キュヴェである。
テイスティング: 2012年4月 7日
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