Blanc Fume de Pouilly Silex Didier Dagueneau 2003 ブラン・フュメ・ド・プイィ シレックス ディディエ・ダグノー

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2003年のしレックスを飲んだ。9年経っているし、2003年だから酸も少ないので、さずがダグノーでもそろそろ飲まなくてはと思って飲んだ。
外観 淡くグリーンがあるレモン・イエロー
香り フリンティ、グーズベリー、青草、柑橘香、白い花、ナッツ
味わい アタックに強烈なミネラルと果実の厚みを感じる。爽やかな酸と完熟した果実が口の中にぐいぐいと広がっていく。余韻も長く、強いンミネラル感と果実感がどこまでも続く。最後にほんのりと甘さを感じる。
2003年はやはりピュイイ・ヒュメでも暑かったのだろう。ソーヴィニョン・ブランにもどこか残糖を感じてしまう。いつもの年よりも完熟した果実味あふれる感じである。ただ樽の掛け方もバランスよく、だれた感じが一切ない。
畑の土壌に由来する名前であるシレックス(火打石)の写真をそのままエチケットにしているワインである。このシレックスは、ディディエ・ダグノーが不慮の事故で亡くなってからどんどん市場から消えてダグノーが生きてた頃のはもう手に入らない。
完全主義者、enfant terrible、野生児、ビオディナミの寵児などとも言われたディディエ・ダグノーは、誰もが認めた世界の偉大なワイン生産者の一人だ。 ジャンシス・ロビンソンの映画で、ディディエ・ダグノーが馬をおして畑を耕している姿をみたことがある。長いぼさぼさの髪と豊かなひげからなにか求道者、予言者のようで不思議な感じがした。
完全主義者、厳しい剪定、deleafing cluster thinning, 低収量
大聖堂のようなワイン醸造所は、非常に清潔で2階で発酵し重力を用いて醸造過程が進む。完熟した果実、非除梗、純正培養酵母を使用。
ステンレスタンクまたは、木樽で発酵。320Lと620Lの大きさと型の違う2種類の樽を使用しシュールリーで熟成。澱に触れる面積の違いによって味わいにも違いを出し、これをアッサンブラージュする。
テイスティング: 2012年7月22日
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