外観 濃いめのレモンイエロー
香り 金柑のようなやや酸化した果実、完熟した果実
味わい 柔らかい口あたり。酸もありバランスがとれている。あふれる果実感、強いドライなミネラルが豊かな果実感の中からゆっくりと現れて長い余韻となる。
アルコール 12.5%
このシャソルネイのサン・ロマンは、以前2003年を飲んでその出来に驚いて、2006を買った。サン・ロマンはやはりコート・ド・ボーヌの西側の寒い斜面なので暑い年の方が果実味がしっかりあると思ったのだが。
AbBで飲んでいて僕には、ビニールが焦げたような香りがすると言ったら、金柑のような感じと言われた。1日置いたらすこしこの香りはおとなしくなっている。これは、ぶどうの果実が酸化熟成した香りなのだろうか。ビオの香りのひとつと言ってもいいんだろうが、僕はあまり得意な香りではない。2006年は、雨も多く湿気があったので、時にボーヌでは、貴腐菌がついたりしたので、サン・ロマンにもその影響があるのだろうか。
それにしてもこれは、かなりヴィンテージも考慮して買ったんだが、まだまだいいワインを選ぶのは難しい。2009年のほうがもっといいかもしれない。
ドメーヌ シャソルネイのフレデリック・コサール氏は、自然派ワイン界の押しも押されもせぬ実力者で、カリスマ醸造家フィリップ・パカレ氏と並び称されるフランスを代表する自然派醸造家です98年にビオディナミに移行。畑で化学薬品を使わず、馬で耕作、極度の遅摘みする。醸造過程では二酸化硫黄を添加せず、100%新樽で熟成させ、ノンフィルターでビン詰めする。
テイスティング: 2012年8月 1日
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