ミゲル・トーレスのチリワイン会 at DUMBO

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
名古屋駅の近くDUMBOで行われたワイン会。最近のニューワールドのワインは見逃せない。今回ミゲル・トーレスのワインを飲んでまたまた思ったことです。
2ヶ月前にもネッド・グッドウィンの紹介のオーストラリアワインを飲んでこれはすごいと思ったばかりだから。
最近はぶどう収穫時期をしっかり調節している。ぶどうが完熟してから収穫するのではなく、ワインに適した塾度で収穫するようになっている。高いアルコール度数にもっていくのではなくて酸をしっかり残し、香りがよくでるようにしている。だからワインに果汁の厚みがあるだけでなく酸もしっかりしてアルコール度数は少し控えめで飲みやすいワインが多くなっている。
これが1000円〜2000円で買える'のだから、チリワインはすごい。
バルセロナ出身のチリのミゲル・トーレス社の販売部長もわかりやすく、テイスティングコメントまでも含めて親切な説明で良かった。輸入元の三国の人たちにも感謝。
サンタディグナ エステラード ロゼ NV
まずはパイスの泡。ほー。品種はあのあの、そうだカリフォルニアで最初に作られたワインの品種ミッションと同じ。
柔らかい口当たりで、酸も柑橘系の香りもある。瓶内二次発酵とシャンパーニュ方式である。これはスペインのCAVAもうかうか出来ない。
エミスフェリオ ソーヴィニヨン・ブラン Hemisferio Sauvignon Blanc
これもニュージーのソーヴィニヨン・ブランに近い印象。ブラインドでは最初にはニュージーと言ってしまう。これを飲んだ後なら、選択肢としてはあるが区別はできるだろうか?こちらの方が果実の厚みが強く、ミネラルが少なめか。
サンタディグナ シャルドネ Santa Digna Chardonnay
これも良くできたシャルドネ。ステンレス発酵、熟成。ラングドックのシャルドネと言ってしまいそう。確かに樽のかかっていないシャルドネってこんな味わいなんだろう。
サンタディグナ カベルネ・ロゼ Santa Digna Cabernet Sauvignon Rose
このロゼは、まず色がハイビスカスのようなルビーレッドである。スパイスもあるけどつよい刺激はない。これは、醸造過程でマセラシオンが2日間しかしていないということ関係があるかもしれない。残糖も感じる。アルコール度数は13.5度と高めであるが、酸、甘さがありそれほど高く感じさせない。たくさん飲んでしまいそうである。
最後の2本は本来のチリのカベルネ・ソーヴィニヨンである。
サンタディグナ カベルネ・ソーヴィニヨンSanta Digna Cabernet Sauvignonと
マンソ・デ・ヴェラスコMiguel Torres Manso de Velasco
はこれぞチリのカベルネ・ソーヴィニヨンだという感じである。マンソ・デ・ヴェラスコは、フィロキセラに犯されていない自根の木で、樹齢が100年から120年だそうだ。味わいは、しっかりして、最後に旨味を強く感じるワインである。
テイスティング: 2012年9月 5日
My Rating(評価): 16/20
アクセス数:63