F.X.Pichler Riesling Smaragd Dürnsteiner Kellerberg 2004 F.X.ピヒラー リースリング スマラクト デュルンシュタイナー ケラーベルク 

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アルコール 14%
外観 やや濃いめレモン・イエロー
香り 甘い白い花、樽、ペトロール香、黄桃、マーマレード
味わい アタックには強い果実味があり、その後奇麗な酸とやや熟成し濃縮した果実感が口の中に広がる。アルコール感も強く感じる。余韻は長く、ミネラルの豊富さもありすっきりとしていてそして長い。
ダグノーのソーヴィニヨン・ブランが特別なのと同じように、ピヒラーのリースリングも本当に特別なワインである。どうしてこんなに濃いのに味わいがあり爽やかなのかと思ってしまう。ニューワールドのような濃さがありながら、しっかりとした酸とミネラルが骨格を作っているからだろう。
暑い夏にこのワインを冷やして飲む。温度があがると飲み難いが、冷やすと奇麗な酸が目立ちすっきりと飲める。本当に美味しいワインである。この上のウンメントリッヒも飲んだことがあるが、あまりに濃すぎて一杯で満足と感じるワインだった。このスマラクトは濃いけどまた一杯、一杯と飲めてしまうワインだった。
オーストリア ヴァッハウ地区 スマラクトヴァッハウで最高のワインに与えられる名称で、日当りのよいぶどうの木の下でまどろむエメラルド色のトカゲに由来する。
シュペトレーゼ級のぶどうで作られ、糖度もアルコール度数も規定がある。
デュルシュタイナー・ケラーベルクは急な斜面で、やせた純粋な原生岩のテラス状畑、南東斜面、少し奥まった谷の出口部分にあり、非常に特殊な局地気候となっています。ケラーベルクには早朝から日が当たります。夜には森から流れ込む冷風によって、ブドウは複雑なテクスチャーと繊細なニュアンスを持ち、ほとんどの場合エキゾチックな香りのワインになります。秋には、昼夜の寒暖差が激しくなり、それがブドウの特徴に反映されます。
テイスティング: 2012年8月21日
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