Beaune Les Cents Vignes Croix 2007 ボーヌ・1er Cruレ・ソンヴィーニュ

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外観 やや濃いめのルビー色
香り 赤い果実、紅茶のスパイス、ミネラル、石けんのような華やかで奇麗な花の香り
味わい 柔らかい酸、溶け込んだ果実、余韻も長め。口の中に染みわたるうまさがある。ニュイとは違った特有の石灰の強いミネラルも感じられる。
注目のデヴィット・クロワが作るワインである。彼は、カミーユ・ジローを立て直したことでも有名。空気式圧搾機を使用、完全除梗、低温下(13℃)で5日間マセレーション、天然酵母により発酵など新しい技術を取り入れた香り、味わいが随所に見られる。まさにブルゴーニュの新しい潮流である。伝統的な部分を残しながら、ニューワールドの良さも取り入れた醸造である。徳丸さんに言わく、最新型のブルゴーニュであり、偉大な生産者と言わせる。これからの本当に注目すべき生産者である。
ボーヌ
Les Cents Vignes
やや北側、サヴィニ・レ・ボーヌよりの畑である。
クロ・デュ・ロワのとなりだが、レ・サン・ヴィーニュはもうすこし繊細なワインで、ふっくらとしてはいるけれど、濃厚に中身が詰まっている感じはしない。それでもブーズ街道の北側の1級らしい濃さと強さは持っている。
Beaune 1er Cru Les Cents Vignes 2007 ボーヌ プルミエ・クリュ レ・サン・ヴィーニュ 2007
品種:ピノ・ノワール
耕作:伝統的な耕作方法。場合によっては冬に土盛り、春に土崩し、季節に応じ耕す
作付け面積:0.47ha
樹齢:39年、51年(2つの区画)
仕立て方:ギュイヨ・サンプル
収穫量・収穫時期:34hl/ha、2007年8月31日
土壌・方角:砂質粘土・石灰質
畑の名前:「Les Cents Vignes」(レ・サン・ヴィーニュ)
圧搾技術:空気式圧搾機を使用。(この際ブドウの塊を崩さないでプレス)
醸造技術:100%除梗する。伝統的な開放木製タンクで醸造。低温下(13℃)で5日間マセレーション。天然酵母により発酵。マセレーションは合計15日間行なう。ピジャージュ(1日4回まで)により抽出。
濾過・清澄技術:行なわない
醸造中の亜硫酸添加量:100mg/l
ビン詰め時期:2009年4月
熟成:12ヶ月樽熟成(4ヶ月の旧樽+新樽(15%))、続いて6ヶ月タンク内熟成
テイスティング: 2012年10月 7日
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