外見 淡いオレンジ色のエッジがあり 中心にはルビー色がある
香り ミネラル、ブレット、スーボア、ドライフィグ
味わい 未だに強いフィニッシュ、タンニンの濃さがある。全体的にミネラルが強く感じられる。熟成した甘い、ねっとりした液体である。余韻も長い。余韻にも、まだまだタンニンを感じさせる。
1959のボンヌ・マールもこのドゥデ・ノーダンのコルトンにも感じるのがブレットである。どうしても古いワインで、ネゴシアンものは、軽いブレットがつきものなんだろう。古いブルゴーニュの農家でワインを作っていればこのような香りがしも仕方がない。でもこのワインは、それ以上のパワーが備わっている。ジャッキー・リゴーの評価の方でも良い方だし、タンニンの多さがこのワインの良さを上げているのだろう。
ジャッキー・リゴー
1961
例外的な年
1961年のヴィンテージでは、6月に生じた花震いとミルランダージュが、感想して暑い夏にも負けない力をぶどうに与えた。開花は難航し長引いたが、花震いとミルランダージュのおかげで小さな房にコンパクトな実がつき、結果として高いクオリティーになった。収穫はコートで9月27日から開始された。最初はいかしめしかったが今では美しいスタイルとなり、堂々としてバランスがよく粘りと心地よいテキスチュアをもっているヴィンテージである。偉大なレベルの活力があり、ミネラルと果実味を謳わせ、ずば抜けた余韻の長さがある。
クライブ・コーツ
この年は、全般的に語ることが難しいヴィンテージだ。非常素晴らしいワインもいくつかある。しかし概して、1962年のほうを私は好む。というのは、これほど不均一な年ではないからでる。1961のワインの中には、凝縮感も豊かさも欠けることがある。この年は、ボルドーのワインの良さが、ブルゴーニュの評判を上げている。確かに良いワインではあるが、偉大ではない。1959年や1964年の方が明らかに優れたヴィンテージである。
コーツのテイスティングでブシャールのコルトンは満点だったが。
テイスティング: 2012年10月13日
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