Auxey-Duresses Les Damoiseaux Bressandière 1998 オーセイ・デュレス レ・ダモワソー ブレサンディエール

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外観 エッジにオレンジのある薄めのルビー色
香り 石灰、スパイス、赤い果実、茸など 最初は還元臭かと思わせる強めの香りがあるが、しばらく飲んでもなかなか消えない。おそらく石灰が多い所で出来た赤ワインに特徴的な香りかもしれない。
味わい 奇麗な赤い果実と甘さを感じる。こなれたタンニン、柔らかな液体、酸は控えめに感じるほど、やや小ぶりの熟れた果実の味わいがある。余韻も長め。熟成した果実感、甘さ、ミネラルが余韻にある。
珍しいオーセイ・デュレスの赤である。エッジにややオレンジの色があるルビー色で輝きもいい。抜栓時はゴム臭のような還元臭が支配的だったが、30分すぎてから開いてきた。シナモンなどのスパイスと熟成した香りが中心でその中に甘い果実がある。酸とミネラルがしっかりした味わいでやらかい果実もある。余韻も長い。アルコール13% 2600円 お値打ちなブルゴーニュだった。
生産者のブレサンディエールは生産者のマノワール・ブレサンディエールはボーヌの南にあるネゴシアン。
オーセイ・デュレス
ボーヌの西南西8キロ、白ワインの生産地として知られるムルソーの西隣の村である。
生産されるワインの65%が赤ワイン、35%が白ワインであるが、どちらかというと白ワインのほうが評価が高く、白ワインで名の知られたドメーヌが多くある。
オセイ・デュレスはオークセイ・デュレスとも言われる。どちらがただしいのかは知らない。
作りを別とすれば、このワインはひとえに値段よりも中身の方が遥かに優れているからだ。珍しいほど割安、とは今日のプルゴーニュではまず聞くことのない言葉である。目はしのきくひとなら、作り手と収穫年をえらんで、極めて買い得なブルゴーニュを抜け駆けすることが出来るだろう。ただし投資の報いに愉快な思いをしたければ、かなり辛抱がいる。赤なら収穫年からせめて5年、できれば、7~8年待ちたい。白はもっと近づきやすく、4年くらいで楽しめるようになるが、作柄によっては10年は育つ。
ブルゴーニュワインがわかる マット・クレイマーより
テイスティング: 2013年1月 6日
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