La Grande Année Bollinger 1999 ボランジェ グランダネ

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外観 わずかに黄色みがあるレモン・イエロー
香り ブリオッシュ、柑橘、熟成香、
味わい 柔らかい味わい。果実感もそれほど強みがないが、全体のバランスがよい。酸はすこし控えめ。余韻も長く最後にすこし甘さを感じる。
グランダネはピノ・ノワール63%、シャルドネ37%。 グランクリュ82% プレミエクリュ 18%
ドザージュは1リットル当たり79グラム
Disgorged in July 2007
今回はシャンパングラスが残念だった。口の開いたタイプなので複雑な香りがほとんど感じられない。少しひねた香りを感じていしまうようなモノだった。泡の立ち上がりは素晴らしく、シャンパンの提供する演出にはよいのだが、味わいや香りを壊してしまっている。それでも美味しかったのだろうか、グラスを換えてと言わず飲んでしまった。
ボランジェの特徴
オーナーは、ジャック・ボランジェ。いまだに家族経営を守っている。
ボランジェの畑の70%以上がグランクリュもしくはプルミエクリュである。そしてシャパーニュは格付け平均98%で作られている。2/3が自社畑である。ピノ・ノワールとシャルドネが高い比率で使われる。グランダネでピノ・ノワール63%、シャルドネ37%。シャンパーニュに果実味の強さ、ふくよかさを与えるピノ・ノワールを60%以上使用する。すべてのワインを樽発酵する。個々のクリュのワインを、アッサンブラージュまでそれぞれ樽に保存する。シュール・リーでワインを熟成させる期間が他のシャンパンハウスに比べて長い。リザーブワイン、特にグランクリュ、プレミエクリュは、個々にコルク栓をしたマグナム瓶で保存する。
シャンパーニュの格付けはエシェル・デ・クリュechelle des Crusという分類によって分けられる。各コミューン(村)をブドウ畑の評価によって80%~100%で表し、100%クリュの村がグラン・クリュ、90~99%クリュの村がプルミエ・クリュとなる。
RDとグランダネ
RDはグランダネを造ったヴィンテージから、さらに絞り込んで生産される。RDは元々はグランダネである。グランダネは中古樽で5年以上熟成させて発売されるが、RDはそこから澱のある状態でさらに熟成される。最低でも8年以上の瓶熟成を経る。 グランダネはボランジェ全体の生産量の8%に当たる。RDはグランダネの中から10%しか生産されない。つまり全体の1%でしかない
テイスティング: 2013年1月 4日
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