外観 軽くエッジにオレンジ色が入る濃いめのルビー色
香り high toneの香ばしい樽の香り、スパイス、土、紫色の花、ラズベリー
味わい 酸、甘さ、タンニンがしっかり凝縮した、どこか緊張感があるうまさがある。口の中に広がるのは、果実のフレッシュ感を一杯感じさせる液体である。そしてそこに果実の熟成した甘さと程よいタンニン、ミネラル、上品な樽の香りが口一杯に広がる。余韻には、果実のフレッシュ感、奇麗な酸、強いミネラル感、旨味が広がる。
ブルゴーニュワインがわかる マット・クレイマーより。
les Vaucrains レ・ヴォクラン
ニュイの最高峰にあるレ・サンジョルジュの次の座をレ・カイユとともに争う。大変濃厚な、強さと深みのある香りたかいワインで、濃さにかけては一番かもしれない。優れたニュイのなかでも極めて安定している。強いて言えばフィネスにかけてレ・カイユとレ・サン・ジョルジュにおよばないのだが目立つほどではない。
ドミニク・ローランは、自分で樽工房を営むようになり、今までの強い樽の感じから、バランスのより上品なブルゴーニュのワインを作るようなっている。彼の作りは古木のブドウ、除梗なし、自然酵母発酵、足によるピジャージュ、シュール・リー熟成、熟成過程でのSO2のほぼ無添加。
テイスティング: 2012年11月17日
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