Château Lagrange シャトー ラグランジェ 2005 375ml
外観 エッジにすこしオレンジがある濃いガーネット色
香り まだ閉じている。 ミント、土の香り、カシス、ハーブ(ガリーグ)など
味わい すっきりした果実味と柔らかい液体を感じる。まだまだタンニンも強めである。余韻も強く長い。細かなタンニンを感じる。中等度のミネラル。最後に酸を強めに感じる。これほどたっぷりとしたワインなのに酸も強い。やっぱり長期熟成タイプである。ハーフで開けてみたが、これなら1−2時間空けていれば飲めるようになる。さすが5年でもハーフなら少しずつ飲めるようになってきたか。
ラグランジェの2005年は、奇麗に熟成したカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロの味わいがあり奇麗なバランスをとっている。
良い年のボルドーはいつになった飲めるかわからない。ただハーフは、フルボトルの2倍の速度で熟成すると言われるので、熟成の評価のつもりでハーフは数本づつ安い時に買った。フルボトルはその後で飲むつもりである。
1年前にポンテ・カネのハーフを開けたがうんともすんとも言わなかった。では今年はラグランジェなら何とかなっているかと思い開けてみた。
ラグランジェは、1983年にサントリーが買収してから品質が向上している。
1985年以降のヴィンテージで何か特別なスタイルが見られるとしたら、印象的な風味の深みと密着したたっぷりのタンニン、香ばしい新樽、下地となる多層性と膨よかさである。厳しい選別と非常に熟したぶどうを収穫しているおかげであるのは間違いない。
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テイスティング: 2013年3月29日
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