Château Latour シャトー ラトゥール 1985

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ChaLatou1985.jpgChâteau Latour シャトー ラトゥール 1985

外観 エッジにややオレンジがかかったややラフィットよりは濃いめのガーネット色
香り ラフィットより、シダ、杉、ミントなのがやや強い。カシス、森の草、針葉林など
味わい やや甘さを感じるがその後にミントを感じる。全体的に熟成した少し甘みのある果実が強く口の中に広がる。余韻も非常に長い。濃厚な複雑な果実のコンフィが口の中に広がる。

1985年の5大シャトーの水平で飲んだもの。ラフィット、ラトゥール、マルゴー、ムートン、オーゾンヌの順で、パーカーの点数で低い物から順番に飲んできている。ラトゥールは2番目。

全体にふっくらしたヴォリュームを感じる。タンニンは溶け込んでいる。余韻はラフィットに感じたしなやかな長さを感じさせない。果実全体がふっくらと熟成しているような印象である。


1985 88 パーカー ボルドー4版より
やわらかい、目の開いたワインで、構造や、輪郭、深みはあまりない。暗いルビー色で、縁には琥珀色も見られるが、しっかりしたタバコ、黒系果実、ハーブ、土、新樽のブーケは心地よい。強烈とか息の長いというものではない。ミディアムボディで、アタックの果実味は甘いが、だんだん幅がなくなって辛口のタンニンや草っぽい趣が見られるようになる。 ~2012年


ラトゥールは今でも世界で最も凝縮感のある、豊かで、タニックな、フルボディのワインの一つである。飲み頃になると、心動かされるブーケが生のクルミ、なめし革、ブラックカラント、砂利のようなミネラルの香りを思わせるようになり、口に含んだ時に格別なコクを感じられることはあっても決して重いものになることはない。


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テイスティング: 2013年5月11日
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