Clos de Vouget Méo Camuzet 1998 クロ・ド・ヴージョ メオ・カミュゼ 

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ClodeVouMeCam1998.jpgClos de Vouget Méo Camuzet 1998 クロ・ド・ヴージョ メオ・カミュゼ 

外観 エッジにオレンジが入った濃いめのルービー色
香り 抜栓直後から複雑な芳香が豊かに香る。スパイス(シナモン、クローブ)、鉄、ドライフィグ、トリュフ、なめし革、そして赤い果実も感じられる。軽い揮発酸も。
味わい 液体の熟成した柔らかさ、甘さを感じる。落ち着いた酸、こなれたタンニン、アルコール感も中程度でバランスが良い。やさしく豊かな液体の中に熟した果実とともに赤い果実も感じる。余韻も長く、甘い果実と酸がバランスよく残り、ミネラル感もしっかり感じられる。

今が飲み頃のワインである。ワインだけで十分その素晴らしさを楽しめる。うっとりとするワインである。このワインからは、メオ・カミュゼがやはりアンリ・ジャイエの薫陶を受けていたことをしっかり感じさせる味わいである。以前にもこれと同じものを飲んでいるがこちらの方が香り、味わいの開きが素晴らしい。

メオ・カミュゼのクロ・ド・ヴージョ 
クロ・ド・ヴージョの大地主である、クロ・ド・ヴジョ城に隣接した斜面上方、絶好の位置に3haの広さを区画を所有する。引退したアンリ・ジャイエは久しくこの畑を分益耕作していた。樹齢は、全体の40%が90年近くになるほど古いのが大多数を占める。

ドメーヌ メオ・カミュゼ Domaine Meo-Camuzet

エチエンヌ・カミュゼによって設立。その娘が畑を継いだが子供がいないため、一番近い血縁のジャン・メオが畑を相続。小作人のアンリ ジャイエが、ドメーヌの顧問として1992年まで働いた。ジャン・ニコラ・メオ氏が1989年からドメーヌの仕事を引き継ぎ、現在は、小作人のクリスチャン・フロワ氏が一緒に仕事をしている。

除草剤などを一切使わない減農薬農法。
収穫は全て手摘みで、選別は畑と醸造所で厳しく行う。
葡萄はほぼ100%除梗。
コンクリートタンクの醗酵槽に入れて低温浸漬させ、その後に自然酵母でアルコール醗酵。
特級と1級は100%新樽、その他は約50%の新樽比率で18か月間熟成させ、ノンフィルターで瓶詰。


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テイスティング: 2013年6月22日
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