Soave Classico Contrada Salvarenza Vecchie Vigne 2010 ソアーヴェ・クラッシコ サルヴァレンツァ ジーニ

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SoaClSaGini2010.jpgSoave Classico Contrada Salvarenza Vecchie Vigne 2010 ソアーヴェ・クラッシコ サルヴァレンツァ ジーニ

外観 やや黄色みが強いレモン・イエロー
香り 乾いた麦わら、ミネラル、木樽
味わい 最初の強い豊かな液体が、途中から急にしぼむ。周りには強い要素があるんだが、芯がない印象を受ける。余韻は中等度から長め。やや強めのアルコール感、まったりとした味わい、酸はやや控えめ、ミネラルは火山岩由来な感じを受ける。

アルコール度数13.5%
ガルガネーガ90%、トレッビアーノ10%

本来のソアヴェは火山岩土壌からくる独特の鉱物感、ミネラル香が個性。アロマではなく鉱物のニュアンスが重要、果実感よりもミネラルが主体で、長く熟成する。この言葉は、かなりこのソアーベ・クラシコを現している気がする。


ソアーヴェ
オリジナルのソアヴェ生産地域は圧倒的に黒色火山岩が強く出ている。頂上部分に近づくほどに黒色火山岩比率が高まり、下部は石灰比率が増えていく。一方拡大された平野部の土壌は堆積土壌で赤く重たい粘土であり、火山岩は皆無。本来のソアヴェは火山岩土壌からくる独特の鉱物感、ミネラル香が個性。アロマではなく鉱物のニュアンスが重要、果実感よりもミネラルが主体で、長く熟成する。
平野部の肥沃な堆積土壌から生まれるソアヴェはアロマティックで甘く、果実が主張する。世間一般的に認識されている軽く、フルーティーなソアヴェは60年代の産地拡大後に大量生産とトレビアーノ・ディ・ソアヴェの巧みなブレンドによって出現したものだったのだ。ジーニは火山岩土壌からソアヴェ本来の鉱物的ソアヴェを生む。

ジーニ
ヴェネト州でワイン造りをおこなう、家族経営のカンティーナ

1700年代からモンテフォルテで葡萄栽培農家としてガルガネガ種を栽培してきた歴史ある造り手。彼等はモンテフォルテの丘の中腹部分に35haの畑を所有しているが、最も新しい畑で60年前に取得した畑。新しい苗木を植樹することは一切ないと言う。よって、最も若い畑でも平均樹齢は60年を越している。(最も古い畑は110年樹)全ての畑では化学薬品は勿論、有機肥料さえ使用されない。牛糞などの動物性の肥料は一切使用せず、豆類や雑草を掻き込むことと、数年に1度程度耕すことで土壌の健康を維持している。
木樽でアルコール発酵した後、澱とともにオーク樽で寝かせ、最低6ヶ月の熟成期間を経てリリースする。

サルヴァレンツァ
ラ・フロスカという畑は現地でも特級扱いされている単一畑の素晴らしい畑ですが、その区画の中でも特に高樹齢の50〜80年の古木から産出されるのがサルヴァレンツァ。

テイスティング: 2013年6月 1日
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