Chambertin Clos de Béze Louis Jadot 2004 シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ ルイ・ジャド
外観 エッジにオレンジが少し入ったやや濃いめのルビー色
香り 香りは控えめ。まだ閉じている。しばらくするとややミントやカシスの香りがでてくるが、しかしまだまだ複雑な香りは上がってこない。
味わい 色合いの割に味わいは薄めである。酸は中等度からやや強め、果実味は控えめ、タンニンをやや強めに感じる。ミネラルがあり、旨味を感じる。余韻は長め。まだ味わいの中にフレイバーが少なく、もう少しと言ったところ。
2本目のワインで、かなり酔ってしまっていたので正確な分析は出来ていないかもしれない。
2004年というヴィンテージは赤では軽めで酸が高いとしてである。だから香りは出やすく、液体は薄めであるが。その割りにやっぱりルイ・ジャドのワインは開いていない。ルイ・ジャドはどちらかと言えばかなり強い抽出をかける。この弱いヴィンテージに抽出を強くするとワイン全体のバランスが悪くなり、ワインの果実感やエレガンスが損なわれるように思えるのだが。このワインはもう少し待てば本来のポテンシャルが出てくるのだろうか。それともこのままの状態であるのだろうか。ルイ・ジャドくらいの大手の会社では、ヴィンテージ毎、畑毎の微調節が出来ないのだろうか。
ルイ・ジャドのシャンベルタン・クロ・ド・ベーズ
ルイ・ジャドのドメーヌものの中でも別格の部類に入るのが、このシャンベルタン・クロ・ド・ベーズである。醸造責任者のジャック・ラルディエールも2012年で引退してコンサルタントになったようす。
ルイ・ジャド社の収穫から醸造
果実 ブドウは畑の中で完熟した健全なものだけを選別、すべて手摘み、選果台でさらに選別
ピノ・ノワールは90%を除梗し、破砕せず開放桶、あるいは自動櫂突き装置の付いたステンレスタンクで、天然酵母による、ほぼ30日間醗酵
醗酵中に、各醗酵タンクでは1日に2回のピジャージュ
アルコール醗酵後、
オークの小樽(228リットル)でマロラクティック醗酵を行い、その後、アペラシオンにより10?20カ月間のオーク樽(新樽率30%)で熟成、
清澄をせず、ろ過も必要な場合に最小限施す
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