Vosne-Romanée 1er Cru Aux Malconsorts Nicolas Potel 2004 ヴォーヌ・ロマネ マルコンソール ニコラ・ポテル

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VosRomMarcNiPo2004.jpgVosne-Romanée 1er Cru Aux Malconsorts Nicolas Potel 2004 ヴォーヌ・ロマネ マルコンソール ニコラ・ポテル

外観 エッジにオレンジがある薄めのルビー色で輝きもある。
香り 最初から上品な甘い香水の香り、熟したフランボワーズ、シナモン、丁子など。それにしてもヴォーヌ・ロマネらしい享楽的な香りである。
味わい 香りの割りに液体の果実感はそれほど強くない。酸はやや強めでタンニンはこなれている。旨味があり、全体に果実の丸み豊かさを感じさせる。アルコールのボリューム感は中等度。余韻は長めで、酸、フレッシュな果実感が余韻にある。

これは、思ったよりも遥かに素晴らしいワインだった。香りは豊かで、味はうすうま系である。上品なヴォーヌ・ロマネである。もう少し熟成するが今で十分に美味しい。

メゾン・ニコラ・ポテルのサイトをチェクすると、2004のヴィンテージ関しては情報がない。2007年の情報を参考にする。

Vosne-Romanée 1er Cru Aux dessus des Malconsorts 2007
ぶどうはマルコンソールの中央部の3つの区画から採れている。
100%除梗。低温浸漬は6日間8℃で行い。発酵中は30℃の温度で管理、パンピングオーバーは、日に2回5日間行う。発酵は20日間で、非常に柔らかくプレスされ、50%の新樽比率で熟成される。翌年の2月に澱引きされ、ステンレスタンクに移され、5月に瓶詰めされる。

ニコラ・ポテル社から独立したニコラ・ポテルは、新しいメゾン(ネゴシアン部門)を作っている。その一つがメゾン・ニコラ・ポテルだった部門はロッシュ・ド・ベレーヌとなり、古酒のセレクション部門は、コレクション・ベレナムとなっている。そしてニコラ・ポテルと名前がついたメゾンは、現在はニコラ・ポテルが全くタッチしていないということ。
そうすると、当然メゾン・ニコラ・ポテルのなかで、ニコラ・ポテルが関与していたワインはどれかと言うことになる。
この2004は、確か独立する前に買ったものだから、ニコラ・ポテルが関与していると思うんだが。当然新しいヴィンテージはニコラ・ポテルが関与していないのは確かである。本当に厄介である。

メゾン・ニコラ・ポテルのサイト http://www.nicolas-potel.fr/index.html

テイスティング: 2013年9月 7日
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