Corton Grand Cru Clos de la Vigne au Saint Adrien Belland 1978 コルトン クロ・ド・ラ・ヴィーニュ・オ・サン アドリアン・ベラン

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CortLaVigauSaiAdrBell1978.jpgCorton Grand Cru Clos de la Vigne au Saint Adrien Belland 1978 コルトン クロ・ド・ラ・ヴィーニュ・オ・サン アドリアン・ベラン

外観 エッジにオレンジが入った輝きのあるルビー色
香り 赤い果実、赤い花、乾いた鉄、スパイス(白胡椒、丁子、ナツメグ、甘草)、スーボア、
味わい 柔らかくフレッシュな果実感が豊かな液体。酸は中等度からやや高め、タンニンはこなれている。アルコール度は中等度からやや高め、赤いフレッシュな果実、赤い果実のコンフィ(ミュール)が奇麗な酸とともに口の中に広がる。最後に果実の甘さを感じる。余韻は赤い果実、ミネラルを長く感じる。

全体的には、1978のヴィンテージによって作られた美味しいワインである。コルトンはなかなか飲むことはないが、こうやっていいヴィンテージを飲むとこれもなかなかなワインだと思える。アドリアン・ベランのワインも珍しい。


マット・クレイマー ブルゴーニュワインがわかる から
コルトンの丘が斜面からいきなり立ち上がる様は、それがコート・ドールではほとんど類いを見ない立地であることを物語る。畑のいくつかはまともに西を向いていて、こうなると優れた立地とは言えない。しかし、そのためにかえって、この丘がのんびりとした斜面からいかに超然としているかがわかる。

コルトンの呼称は、ペルナン・ヴェルジュレス、アロス・コルトン、ラドワ・セリニの三つの村境にまたがっている。

La Vigne au Saint ラ・ヴィーニュ・オ・サン
プージェとおなじくチョーク質の強い土壌のため、出来るワインは軽い。畑はほとんどルイ・ラトゥールの単独所有だが、もう一人ドメーヌ・アドリアン・ベランがいる。

ドメーヌ・アドリアン・ベラン
コルトン・グレーヴはなかなかよいが、見事とまではいえない。しなやかで、つるんと滑るような作りになりがちで、明るく新鮮な果実味が目立つ。このため繊細な味わいにはかけることがある。ベランは、ラ・ヴィーニュ・オ・サンの畑をすこしもつが、ワインにはまだ出会ったことがない。

テイスティング: 2013年10月 1日
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