Cheval Blanc 1995 シュヴァル・ブラン
外観 エッジに微かにオレンジがかかるガーネット色
香り 杉、ミント、カシス、スパイスなど
味わい 豊かな果実、濃厚な液体、奇麗なミントを感じる。酸は中等度あり、タンニンはこなれている。口の中に液体の旨味が広がる。余韻は長い。
ただ、いつものようにねっとりとした旨味が一杯に詰まった液体と言うよりは、もっと上品にカベルネの主張が強い印象を受ける。
メルロのほうが、多いはずなのに奇麗に成熟したカベルネ・フランの香りを感じる。1995年はメルロもカベルネ・フランも良かった年である。全体のバランスがよい奇麗なシュヴァル・ブランである。
1996のシュヴァル・ブランを開けたのだが、これは劣化していた。揮発酸と酢酸臭が際立っていて、飲むと酸がたつ薄っぺらな味である。
残念。これは返品できないだろうな。もう買ってからだいぶ立っている。
シュヴァル・ブラン パーカーのボルドー4版から
総合で落ち着きを感じさせるワインで派手なところ、極端なところは微塵もない。それどころか、このワインを構成している要素(果実味、ふくよかさ、絹のような舌触り、ビロードのようなタンニン、止まる所を知らないフィニッシュ、まばゆいまでのアロマ)のすべてが、非の打ち所のない釣り合いを示している。若いうちから飲むことができるが、カベルネ・フランのブレンド比率が高いため樽よりも瓶で寝かせた方が美味しくなるようである。
パーカーのボルドー4版から
1995 PP92
1995年のシュヴァル・ブランは、かわいい、魅力的なワインだ。例年よりもメルロの比率が高く、最終的なブレンドはカベルネ・フラン50%、メルロ50%となっている。このワインは、弟分ほど、膨よかさ、重みの面で成長していないが、ブラックカラント、コーヒーを思わせるスモーキーでエキゾチックなブーケがある、傑出したシュヴァル・ブランのようだ。複雑でリッチな、ミディアムからフルボディの風味を持つ、十分な素質のある純粋なこのワインは、フィニッシュに驚くほど硬いタンニンを感じる。より甘い、よりぶどうの完熟感がある1996年と違って、1995年はより構造の感じられるワインで、より長命な可能性がある。予想される飲み頃: 現在〜2020年、最終試飲2002年4月
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