Salon 1997 サロン
外観 薄めのレモンイエロー 泡は柔らかく細かい、粘性はすくなめ、
香り 上品でピュアな柑橘、豊かなブリオッシュ、繊細なで複雑なスパイス、やや白胡椒、
味わい 奇麗な酸、すこし甘さを感じさせる膨よかさがある。どこまでもピュアな果実感、余韻に果実感とミネラルがバランスよく長く残る。
全体にサロンはいつもふっくらとしたシャンパーニュと違ってスレンダーで、繊細で奇麗な印象。1996よりもやや熟成感が出て来て、少し丸みを持っているので親しみやすい。 僕には今が飲み頃と思うんだけど。
アルコール度数 12%
Chardonnay 100%
100%がル・メニル・シュール・オジェのぶどうである。発酵はステンレスタンクで行われる。MFLは行われない。平均10年の熟成を経てデゴルジュされ出荷される。
サロンは唯一の規格である。そして例外的に良い年のぶどうでしか作られない単一ヴィンテージのシャンパーニュである。1921年からわずか32ヴィンテージしかない。1997の後は1999であるがまだその後が出ていない。
1911年に最初のシャンパーニュが作られ、マキシムのハウスワインとなり世界の注目を浴びるようになる。ナッティなアロマと少しの樹の香りがするのだが、今は木を使っていないのだが。シャンパンは平均50年ほど熟成できる、
現在はローラン・ペリエグループが所有している。
ル・メニル・シュール・オジェ
西側に陣取る森を背にして東を向いている。斜面の上はもちろん麓でもその表土は浅く、すぐにベレムナイトという軟体動物の化石が混じったチョーク層に突き当たる。この土壌からミネラルの風味に富み、シャープな酸がをもつワインができる。メニルのシャルドネのみから作られたシャンパーニュは若いうちは硬くて飲みづらいが、熟成とともに柔らかさと驚くような複雑さを身につける。時にはヘーゼルナッツやアーモンドを思い起こさせることがあり、このブラン・ド・ブランは樽発酵と推測するとタンク発酵ということが少なくない。
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