Chateau Calon-Ségur 1996 シャトー カロン・セギュール
外観 輝きのあるガーネット色。エッジにはかるくオレンジ色が入っている。
香り 芳醇な香りである。杉、シダなどのカベルネ・ソーヴィニョンの熟成した上品な香りが奇麗に香り高く香る。シガーのようなスパイスが強く鼻をくすぐる。そこに深みある熟したフルーツ、土の香り、上品ななめし革が香る。
味わい 芯のある酸、こなれたタンニン、少し甘さのある果実味が口の中に広がる。タンニンもそこそこにこなれている。余韻の中にも杉、シダなのフレイヴァーがどこまでも長く残る。
カロン・セギュールはハートのマークで有名で、バレンタインのプレゼントなどにも使われるワインなんだが、味わいは非常に芯があってピッシとした印象を受ける。何方かと言えば寄り添えるようなワインというよりはどこかよそよそしい雰囲気がある。この1996はそろそろ飲み頃になってきているが、まだまだ寄り添えるほど熟成した雰囲気を持っていない。僕ならまだ5年以上待つかもしれない。それにしても1996年のボルドーの左岸は香しいほどカベルネ・ソーヴィニョンが香る。
テイスティング: 2014年2月22日
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