Gevrey Chambertin 1er Cru Clos Saint Jaques Jean Lefort 1999 ジュヴレ・シャンベルタン クロ・サン・ジャック ジャン・ルフォール
外観 かるくオレンジが入ったすこし淡いルビー色
香り 芳香性は控えめ、赤い果実、スパイス(白胡椒)など、まだ閉じ気味、最後に奇麗な赤い果実の香りが香るようになって来た。
味わい ややタンニンが粗く感じられる。苺がうれたような赤い果実が中盤から後味に広がってくる。酸は中程度ある。余韻は長め。旨味と果実味が後味に残る。
味わいは開いていたが、香りはまだ閉じている。やや作り方が古いのか、発酵温度が高く、タンニンの抽出が強めで、フレッシュな果実の香りが少ない。これは以前すごくお値打ちで出ていたので複数本買ったのうちの一つである。数年前に一度飲んだが、そのときも香りは閉じていた。ただこれ以上待ってもそれほど良くなるとは思えない。香りが閉じ気味に感じるのは作りのせいかもしれない。
味わいは十分に楽しめて、ちゃんとクロ・サン・ジャックを飲んでいる感じがする。ジャン・ルフォールの名前でシャルル・トマが造るネゴシアンもの。このクロ・サン・ジャックの畑は5人しか持っていないので、どこから買ったのか想像すると楽しい。ただ、やっぱりみんなが考える通りシルヴィー・エモナンだろう。
テイスティング: 2014年1月 5日
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