Dolchetto D'Alba Bruno Giacosa Azienda Agricola Falletto 2007 ドルチェット ダルバ ブルーノ・ジャコーザ アジエンダ・アグリコーラ・ファレット
外観 ややエッジに紫がかかった赤紫色があるルビー色
香り 甘い赤い果実、コンフィ、黒こしょうのスパイス、チョコレート、スミレ、
味わい ミディアムボディ、甘いフレッシュな果実と奇麗な酸が同時に味わえる。酸は中等度以上、アルコールはやや低め、後味にタンニンが口の中に広がり、のどの渇きを感じる。余韻は中等度、タンニンと独特の果実の余韻が続く。
ドルチェットて甘い印象があったが、香りは甘さを連想させる独特の香りがあるのだが、実際飲んでみると甘くない。酸は普通にあるんだが、最後に独特のタンニンがあり、口が渇くようなイタリアワインらしい飲みごたえである。
それにしてもブルーノ・ジャコーザは奇麗なワインを作る。これもやっぱり美味しい。ドルチェットは早飲みなのだが、7年経っても美味しい。
Azienda Agricola FALLETTO
これは、自分のぶどう畑からのぶどうで作ったワインということ。ブルゴーニュで言うドメーヌもの。
醗酵 : ステンレス・タンク/8〜10日間のマセラシオン/25〜26℃で醗酵
熟成 : ステンレス・タンクで短期間熟成後、オーク樽熟成 2ヶ月(550L & 1,100L)/瓶熟成 2ヶ月以上
ブルーノ・ジャコーザのサイト http://www.brunogiacosa.it
Dolchetto これはイタリア語で少し甘いという意味。しかしワインは常に辛口である。
ピエモンテ州の重要な黒ぶどうの一つ。
特にアルバを中心とするランゲ地区では、ネッビオーロに次ぐ重要な品種になっている。ルビー色で独特のワインらしい香りがあり、ほろ苦く調和のとれた辛口ワインになる。
ブラックチェリー、リコリスそして幾分かのプルーンの香りがある。特徴的な苦みのあるアーモンドを連想させるフィニッシュである。ぶどうは、濃い紫色の皮をもったぶどうでアントシアニンを多量に含有し、短期間のかもし発酵で濃い色のワインとなる。
ネッビオーロよりも4週間も早く熟するので、ピエモンテでは、ネッビオーロやバルベーラが適さない標高の高い、涼しいところが適している。アルバでは、タナロ川の右岸の軽めの白い石灰土壌が好まれる。
どうして少し甘いと名付けられているのに、常に辛口なのだろうか。確かにネッビオーロやバラベーラよりも酸は少なめためだろうか、それとも南側の斜面で育てれば、糖度しっかりあがるものが作られていたからだろうか。
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