Hermitage Monier de La Sizeranne Chapoutier 1989 エルミタージュ シャプティエ ラ・シゼランヌ

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HermMLSize1989.jpgHermitage Monier de La Sizeranne Chapoutier 1989 エルミタージュ シャプティエ ラ・シゼランヌ

外観 エッジにレンガ色がある透明感のある濃いガーネット色
香り 黒こしょう、クローブ、土、なめし革、桑のみ、ドライフルーツ、ジビエ、甘草、トリュフ
味わい 柔らかく少し甘みのある奇麗なアタック。口の中に粘稠でとろりとしたテキスチュアを持つ液体が広がる。酸は中程度、タンニンは豊富であるがしっかりとけ込んでいる。後半に細かなタンニンの粒子を口の中に感じる。アルコール感は中程度。余韻は甘く粘稠な液体が長く続く。

緑の葉、グリーンのトーンはない。赤い果実もない、何方かと言えば黒いスパイスの効いた黒い果実である。木が朽ちたような森のなかでも土に近い下側のイメージである。
タンニンは豊富にあるが、ここまで来るとしっかりととけ込んでいる。ローヌのワインはこれ位熟成すると、上品な口当たりやテキステュアが出て来て本当に良い。


シャプティエのサイト http://www.chapoutier.com

Hermitage

エルミタージュの名前の起源には多くの伝説が多くあるが、ステリンベルグの騎士、十字軍のから戻るときに(8世紀)、戦争に疲れ、スペインの女王カスティーヨのアンによって授けられた土地の丘の上で隠遁者(hermite)のような生活したヘンリーガスパールを記念して17世紀に名付けられたとされる。
このワインを愛した中に、ロシアのニコライ2世や、アレクサンドル・デュマがいる。
18世紀、19世紀には非常に有名なワインで、ボルドーの5大シャトー以外では最も高価なワインだった。

エルミタージュはロシアのサンクト・ペテルブルグのエルミタージュ美術館で聞き覚えがある名前であるが、これも隠遁、隠れ家(hermite)のフラスン語が由来だそうだ。

赤のエルミタージュは、A.O.C.としては15%まで白ぶどうを混ぜることができる、実際には100%シラーのみでできている。白のエルミタージュは、マルサンヌが多くの割を占め、ルーサンヌは少量である。

Monier de la Sizeranne
品種シラー
このMonier de la Sizeranneは、単一畑でなく、異なるぶどう畑(les Bessards, Le Méal, les Greffieux)をブレンドしたものである。
完全除梗、コンクリートタンクで発酵、one to two daily treadings 、温度は30から33でコントロール、
オーク樽で12-14ヶ月熟成

シャプティエ
1808年にタン・エルミタージュで創業のシャプティエ社は、ポール・ジャブレと並ぶエルミタージュの大御所。現当主ミッシェル・シャプティエがビオディナミを導入し、品質はさらに向上した。1995年ヴィンテージから、点字表記のラベルを採用。
現在、M.シャプティエ社は、エルミタージュ、サン・ジョゼフ、コート・ロティ、コンドリュー、クローズ・エルミタージュの北部ローヌはもちろん、南部のシャトーヌフ・デュ・パープにいたるまで、約350ヘクタールの自社畑を所有している。

テイスティング: 2014年3月18日
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