Château Beau-Site 1989 シャトー ボー・シット
外観 オレンジのグラデーションがかかったやや濃いめのガーネット色
香り 最初はしっかり閉じている。グラスをまわしながら香りをとっていくと。香ばしいスパイスの香り、なめし革の香りがあがってくる。スパイスには、カベルネ・ソーヴィニョン特有のシガー、杉の香りが含まれている。確かになめし革が多く、土の香り、粘土質の香りを強く感じる。
味わい 予想以上に甘さを感じる。粘性は中程度、アルコール度数はやや高めに感じる。タンニンはとけ込んでいる。まだ味も最初は閉じ気味だったのか後から酸を感じるようになってきた。
しっかり熟成したボルドー、サンテステフのワインである。昨年の蔵出しで、抜栓してからこれはデキャンタをしたのだが、それでもまだまだ開かなかった。開いてくればもう1989年のワインらしい味わいが出てくるのだが。ヴィンテージが同じワインでも、輸入の仕方、蔵出しだったりすると状態がかなり違うのがわかる。そこまで予想してワインを開ける必要があるということだ。
ブルジョワ・シューペリュール級
アルコール度数 13%
カベルネ・ソーヴィニョン60%、メルロ35%、カベルネ・フラン3%、プティ・ヴェルド 2%
発酵とマセレーションは温度管理されたステンレスタンク内で3週間、熟成は新樽40%で18ヶ月(樽内マロラクティックも同比率)、清澄はするが、濾過はしない。
地の利に恵まれた美しいシャトー ボー・シットの畑の主要部分はサン・コルビアン村に近い、ジロンド河を見下ろす高台に位置している。
テイスティング: 2014年2月26日
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