Château Branaire Ducru 1994 シャトー ブラネール・デュクリュ

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ChatBraDuc1994.jpgChâteau Branaire Ducru 1994 シャトー ブラネール・デュクリュ

外観 エッジにオレンジがあるガーネット色
香り すっとする杉、ミントの香り、ヴァニラ、新樽に由来するなめし革、チョコレートカフェラテの香り、スパイス
味わい 質感は柔らかく、酸は中等度、タンニンはこなれていて、アルコール感は中等度、熟した果実感があり、余韻にモカ、チョコレートなどのフレイバーが印象的に残る。

サン・ジュリアン 格付け 第4級

ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニョン70% メルロー 22% カベルネ・フラン 4% プティ・ベルド 4%

ロアルド・ダールにもこのブラインドテイスティングが出てくるのだが、その頃から特徴は変わっていないんだろう。ただ、スパイス、チョコなどはどちらかと言えば新樽のローストの方法によるものじゃないのかなと思ってしまう。このワインは飲み頃になっているし、ブラネール・デュクリュらしさがある。やっぱりこのワインを飲みながらあからさまにロアルド・ダールの蘊蓄を言うのはかっこ良くない。別の人が話してたら、それは、1934年のワインだったねと言って、そのヴィンテージについて話す方が1枚も2枚も上手だ。しかしその相手には嫌われるだろうが。


ロアルド・ダールの短編小説テイストにもこのワインが出てくる。

Taste Roald Dahl ロアルド・ダールのテイスト Chateau Branire Ducru1934

パーカー ボルドー4版

ブラネール・デュクリュのワインには独特な個性がある。サン・ジュリアンにしてはとりわけスパイシーであり、ほとんどエキゾチックと言えるアロマはスパイス、オーク、ヴァニリンを思わせるし、味わってみると、しばしば突出した独特のチョコレートのような成分が感じられるため、ブラインドテイスティングでも比較的簡単に識別できる。


1994  PP 88
このヴィンテージはいつもスタイリッシュで、複雑な、特筆に値するほど美味しいワインの一つだ。このチャーミングなワインは、暗いルビー/紫色をしており、カシス、スパイス、好奇心を刺激する花のような要素を思わせる俊逸な甘いノーズがある。柔らかで、食欲をそそり、純粋な、香ばしい、黒系果実の風味もある。甘美で、酸は弱くこのヴィンテージが持つ頑強なタンニンもなんとか免れている。傑出したものになるだけの潜在能力があるかはわからないが、非常に近いものになっている。このヴィンテージの最高の格付けシャトーのものとしてはかなり魅力的なお値打ちな品の一つだ。2001年試飲

テイスティング: 2014年2月 7日
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